「娯楽作で終わってしまったのが残念。」白鯨との闘い 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
娯楽作で終わってしまったのが残念。
3D字幕版にて鑑賞。
3D効果は抜群、眼がチカチカするくらいなんだけれど、なんと言うか「面白いんだけれども大味」な一本。
派手で色々やりたいのはわかるんだけど、どれもに深みが足りないので「ふぅ~ん」出終わってしまうのが残念。
役者の演技も良いし(トンカチ!そこでトンカチだよ!と思ってしまうのは、ヘムズワース氏の当たり役ゆえお許しいただきたい。彼なら鯨なんて敵じゃないので笑)。
特に衣装、そして帆船の再現度は素晴らしかったし。
だからこそもったいない、的の絞られていない散漫な脚本か。
鯨(=自然)の圧倒的脅威とか。
人間が生きるために負う業とか。
おいしいテーマはいっぱいあったのに。
返す返すそこがもったいなく感じた作品。
あともうひとつ。
これ、今の過激な環境活動家に観せてぜひ感想聞きたいなと思ったのはお許しいただきたい。
150年前とはいえ、食べもせずにこれだけ鯨を殺した歴史は知っているのかな。
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