劇場公開日 2016年3月25日

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「油断大敵!最後には思わず涙が・・・」バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0油断大敵!最後には思わず涙が・・・

2016年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

興奮

「鳥か?飛行機?スーパーマンだ!!」と騒ぎながら「スーパーマン」を喜んで観ていた頃がひどく懐かしいものだ!
子供の頃はアメコミが好きで「スーパーマン」を楽しみにしてよく見ていた。
その事を急に思い出すので、やっぱり本作は絶対映画館で観たい!と思っていても、いざ映画を観ると残念な結果に終わってしまったね!と言うのが正直な気持ちだった。

前作のスーパーマン「マン・オブ・ステール」も大魔神の様に街を破壊しまくりで、スーパーマンは正義の味方と強く信じているファンにとっては、何だか違和感が残り、正直心からは楽しめなくなっていた。
だけれど、ヒーロー大好き元ハリウッド少年チーム達はよく飽きもせずにこんな映画のアイディアを考え出すものだと、本当に呆れるやら、関心もするのだが・・・
本来のそれぞれのコミックヒーローキャラを無理矢理、一つ鍋に盛り込んで、ちゃんこ鍋を作ってはみたものの、お互いの個性を巧く引出して利用出来なかった事が本作の不味さの原因。物語として一番致命的で、面白く無かった敗因だと思う!

それぞれの異なるキャラを一堂に会しても、返って話にひずみが出るだけで終わってしまった。

ヘンリーカビルが演じるスーパーマンも地球人に優しい気の良いクラークケントキャラとは程遠くて、異星人って感じよりも、ロボットか、サイボーグのような感じしかない。

「ウォッチメン」のザック・スナイダー監督だから、アクションは派手目で迫力は有るものの
でも、音が騒がしく派手なだけで今回は終わった印象だった!

でもそれが逆に、映画館のデカイ画面でアクションを観るのが大好きなファンの方にはお勧め出来るかも?
しかし、映画に+サムシングを求める方には少し薄い感じだったと思う。
そんな否定的な事ばかり書いてしまった私だが、不覚にもラストでは自然と涙が頬を濡らしていたのだ
今回の作品で1番面白かったのは、レックス!J・アイゼンバーグはこう言う少しイカレキャラがピッタリで面白かった!
そしてワンダーウーマンをあのような形で登場をさせる事に至っては、もう完全に時代は変わったと認識した。
何でも力で、解決をしようとする男のヒーローの時代から、同じ戦うのでもヒロインの時代にシフトしてきているのかも?

ryuu topiann