劇場公開日 2016年3月25日

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「二大ヒーローの対決には興奮も、肝心な部分が雑すぎだったような」バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5二大ヒーローの対決には興奮も、肝心な部分が雑すぎだったような

2016年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

寝られる

特別アメコミファンではない私でも興奮するこの構図に、期待せずにはいられない本作でしたが、見終わってみると、思いのほか満足度は低めで・・・。
引っ張って引っ張って、肝心のバットマンVSスーパーマンの対決が全く納得できないあの状態では、それは満足できませんよ。
まあクライマックスバトルはザック節全快のアクションシーン炸裂で、十分見応えは感じられましたが、それ以外の多くは消化不良気味で、否多めの賛否両論も納得の内容だったかなと。
勿論、DCコミックスファンではない故に、私の理解力不足な面も多分にあったのだとは思いますが、いくらなんでもこれだとバットマンの魅力無さ過ぎじゃないですか?

あの対決シーンだけ切り取ると、どうにもバットマンがバカにしか見えない。
「マン・オブ・スティール」からの流れでスーパーマンが今回のような扱いになるのは何となく想像通りだったので、後はバットマンの描き方次第な流れだったと思うのですが・・・。
しかも心変わりする見せ方が微妙すぎて、苦笑いするしかなかったです。
過去作を見ても正義へのアプローチが全く違う2人でしたので、題材的には面白かったのですが、全てにおいて中途半端、まあ正直知識豊富なDCコミックスマニアの方々が、自分で話を補正構築しながら楽しむ作品だった印象ですかね。

そんな中でもいい味出していたのは、レックス・ルーサー役のジェシー・アイゼンバーグでしょうか。
重たい正義を振りかざした対決を尻目に、一人トチ狂った雰囲気が、今までのレックス・ルーサーやジョーカーなんかともまた違ったジェシーならではの雰囲気を醸し出していて、妙に印象に残りました。
結局何をしたいのかはいまいち伝わり難かったですけど(苦笑)

ワンダーウーマンも、ビジュアル的には最高でしたね。
ガル・ギャドットには「ワイルド・スピード」シリーズ以降も何か当たり役があったらいいなと期待はしていたのですが、来ちゃいましたね。
今後に向けた唐突感はアリアリでしたけど、最後はおかげで楽しめました。
しかし結局のところ、前半の被害者達の気持ちは一体どうなっちゃったのでしょうか・・・正義の基準ってホント難しい。
今後は更にDCコミックスのヒーロー達が大集合するんでしたっけ?大丈夫なんでしょうか・・・かなり不安です。

スペランカー