ジャッジ 裁かれる判事のレビュー・感想・評価
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親子、兄弟愛が素敵です。
ロバードダウニーJr主演と聞いて前々からみようと思っていた作品でした。
親子が段々としこりを取り除いて、和解していく様子がほろりと泣けます。
やっぱり最終的に親子は切っても切り離すことのできない存在なんだと思えました。
お父さんを必死で庇う法廷シーンはとてもとても切なかったです。
また、親子愛だけでなく兄弟愛も描かれておりそこもまた素敵なシーンの1つでしたね。
ロバードダウニーJrの演技が良かったです。
後半につれて思わず感情移入してしまいました。
ホームドラマを見たいなと思った時にオススメです。
良くも悪くも
バランスの取れた作品だと思う。
何が描きたいのか明白。
父と息子の関係性の他に、裁判官の苦労、善悪の境界線、汚い社会……他にも色々あるが、それが物語の中で上手いバランスを保ってこの作品は出来ているように感じる。
父と息子の関係修復のお話
裁判は2人が喧嘩をしては一歩近付きを繰り返していく為の一舞台に過ぎず、緊張感溢れる法廷物、謎解きを期待していたので少し肩透かしを喰らった。
けれどもお父さんの演技は素晴らしい。
離れている母に電話しようと思った。
「父の祈りを」の逆バージョンみたいだった。人物も設定も話の流れもと...
「父の祈りを」の逆バージョンみたいだった。人物も設定も話の流れもとても丁寧につくられている秀作映画。親子は得てして反発しあい、大人になってからは、愛情は表に出さなくなる。私には兄弟がいないけれど、兄弟も同じかも。抱える思いは様々にあっても、家族という絆がそれを邪魔したり、近づけたりする。せっかく似通ったDNAを持ったり、夫婦としてDNAを分け合って次の世代をつくったなら、夫婦も家族も兄弟もお互いを損なわない程度に助け合って、尊重していけたら美しいと思う。わが家の子どもたちは、自分の家族を持ったらどんな関係の兄弟になり、どんな対応を親にするんだろう?それよりなにより私たちをどんな風な人間として見てるんだろう。本当の気持ちを聞けることはもうないと思うけど、こころの底をちょっとのぞいてみたい~なんてことを思わせてくれた映画。
良いお話(レビュー若干ネタバレかも?)
意外にも深い人間ドラマだった。
親子愛とか兄弟愛、高潔さや父の威厳などがじわじわと効いてくる。
笑える所もあるが、それが呼び水となって別の感情が沸き上がってくる。
軽い気持ちで観たからか、結構効いた。
★4評価は、テレビでやってたら録画して観たいレベルだけど、結構泣いたから多分観ないw→だって、あったかくて切ないから。。。
とても良い映画だと思う。
父と子、そして兄弟
簡単にストーリーをまとめてしまうと、故郷を捨てたやり手の弁護士が、母の死と父の事件を機に帰郷し、そこで家族そして自分自身を見つめ直すことになる再生のストーリー
コンセプトは、一見既視感を得るかもしれないが、法廷という場で展開され真実とは何かを問うというテーマが絡み難しい判断が投げかけられる為、決してそんなことはなく寧ろ新鮮である。
また真実の解明と、家族の再生が交互に進退を繰り返すので話の中だるみもなく、上映時間はさほど感じない。
そして重苦しくなりそうな空気を、立ち振る舞いや細かなギャグで和ませるのは、昨今のロバートダウニーJr.らしい演出だっただろう。
またロバートデュバルの演技は圧巻であり、二人の掛け合いは鬼気迫るものがあり、それでありながら分かり合えない悲しさが滲み出ていてとても感情移入しやすい。
上記の通り総じて高評価だが、幾つかマイナス点もある。一番大きいのは、恋愛面だ。別に故郷に行けば元カノがいるのは分かるし、昔を懐かしむのも分かる。ただ離婚協定中の身で、家族に問題を抱えているのに完全によりを戻すような描き方をしているのが、映画の雰囲気にマッチしてないように感じた。せめて第一段階としての友人に戻るぐらいの描写にしてくれれば良かったのに。
それともう一つ最終的な事件の結末が少し消化不良な感じが否めなかった。罵られたのは分かったし、記憶が無いのも分かるが、自己判断が出来なかったわけではなく、実際ロバートデュバルが引き返したタイミングは早かった訳である。それなのに真相は有耶無耶にされた形で、推測の内で判決は下される。判決については妥当だったと思うし、そこに疑問はないが少し逃げた印象が残る。
最後に、ロバートダウニーJr.とロバートデュバルは勿論良かったが、他の兄弟二人や検事たちもきちんと描いていたのはとても好印象で、特にデールの存在はこの映画自体にとてもいい効果を与えたと思う。
見応えあり。
一つの事件をきっかけに親と子のが1度切れた絆を修復し深めようとする様にぐっと来た。
もし、自分が親と確執があったとしたら涙袋が破けてたと思う。
事件の行方が気になりながら家族を見せるという手法が良かった。
久しぶりに帰って来て家に居場所がなく親父との接し方が分からない息子の仕草や台詞や表情に説得力があったし、
親父の息子を認めながらも素直になれない感じもすごく分かる気がした。
近づいたと思ったら離れて、修復出来ないと思ったら歩み寄ったり、家族の距離感って難しくて愛おしいなと思った。
故郷から離れ家族からも離れてる僕にはとてもリアルに感じれた。
身に染みる
家族とは。
例えそりが合わない父親と息子。まさに今の自分と重ねてしまいました。
所々でコメディな所もありつつ重厚な家族ドラマでした。息子がいる親、親と上手くいっていない人には尚心に響く物語だと思います。
家族とは、愛とは、どんなにお互いに嫌いでそりが合わなくても親子とはわかり会える物だと教えてくれた。
一度観るべき映画です。
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