「家族の愛と甘くない現実」ジャッジ 裁かれる判事 にゃんちゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
家族の愛と甘くない現実
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飛行機内鑑賞③。
これは横で観終った友人から勧められて。
とても、とてもよかった。
「家族もの」「裁判もの」「おじいちゃん」
この要素が大好きな私には、それだけでもたまらない笑
。。。というのは冗談で。
かつて田舎を捨てた、都会で成功した敏腕弁護士の息子と、
田舎では何十年も判事として活躍してきた自負のある父。
ある事故から、夢に破れて田舎でくすぶっている兄。
病気の弟。
すでに壊れている家族が、皮肉にも家族の死で再開し、ある事件をきっかけにまた家族に戻る。
少しずつ真実がわかってくるあの感じが、とても気持ちよく
そして、現実はそう甘くないという結末がまたリアリティを持って畳み掛けてくる。
「真実は闇の中」というのも、悪くはないけど
やっぱりお父さんの証言した、あの内容
が真実であるというのはきっと間違いなくて。
少し希望を持って、息子は帰郷を決断する。
悲しいけど、希望もある。誠実に誇りをもって生きて、家族を大切にして、そういう生き方が、素敵に描かれた
最初から最後まで、完璧な映画だと思いました。
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