「「父の祈りを」の逆バージョンみたいだった。人物も設定も話の流れもと...」ジャッジ 裁かれる判事 はげまるさんの映画レビュー(感想・評価)
「父の祈りを」の逆バージョンみたいだった。人物も設定も話の流れもと...
「父の祈りを」の逆バージョンみたいだった。人物も設定も話の流れもとても丁寧につくられている秀作映画。親子は得てして反発しあい、大人になってからは、愛情は表に出さなくなる。私には兄弟がいないけれど、兄弟も同じかも。抱える思いは様々にあっても、家族という絆がそれを邪魔したり、近づけたりする。せっかく似通ったDNAを持ったり、夫婦としてDNAを分け合って次の世代をつくったなら、夫婦も家族も兄弟もお互いを損なわない程度に助け合って、尊重していけたら美しいと思う。わが家の子どもたちは、自分の家族を持ったらどんな関係の兄弟になり、どんな対応を親にするんだろう?それよりなにより私たちをどんな風な人間として見てるんだろう。本当の気持ちを聞けることはもうないと思うけど、こころの底をちょっとのぞいてみたい~なんてことを思わせてくれた映画。
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