「バカ息子の尻拭い」ラン・オールナイト bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
バカ息子の尻拭い
リーアム・ニーソン主演のクライム・サスペンス。
ニューヨーク・マフィアの親友・ショーンの下で、殺し屋をしていた主人公・ジミーは、重ねた罪の意識に苛まれ、酒浸りの日が続き,家族からも見放されていた。
物語は、ショーンのバカ息子・ダニーが招いた,麻薬の不始末の為に、ジミーの息子・マイケルがマフィアから狙われる羽目に。マイケルを助ける為に、ジミーはダニーを撃ち殺してしまう。
それまで、ジミーに同情的だったショーンだが、自分の息子が殺されたことで、ファミリー総出で、ジミーとその息子を追い始める。そこから、夜のマンハッタンを舞台に、警察とマフィアからの追いつ追われつの派手な逃走劇が展開される。
たった一晩の逃走劇だが、一つ一つの展開が、よく練られて、ハラハラするサスペンスとアクションの密度濃い作品となっている。
リーアム・ニーソンは、『スターウォーズ』から『デッド』まで、様々な映画な出演しているが、『96時間』辺りからは、この手のクライム・サスペンスにピッタリな渋い演技を見せてくれている。
また、マイケル役は、ジョエル・キナマンが、父を憎みながらも、親子の絆に葛藤する息子役を演じている。そして、息子を殺されたマフィアのボスには、エド・ハリスが、大物らしい凄みと狂気を見せ、ジミー達に立ち塞がる。
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