フルスロットルのレビュー・感想・評価
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【”街を安全に。そして、真なる悪は誰だ!”故、ポール・ウォーカーのアクションも凄いが、彼の相棒となったリノを演じる「パルクール」の創始者ダヴィッド・ベルの超人的アクションがトンでもない作品。】
ー 今作の最後に、”ポール・ウォーカー”の思い出に捧ぐ。”というメッセージが出るのだが、矢張り今作の様なアクション映画を観ると、端正な顔立ちの彼の早逝が惜しまれる。-
■潜入捜査官コリアー(ポール・ウォーカー)は盗まれた中性子爆弾の爆発を止めるため、無法地帯・ブリックマンションへの潜入を上官から命じられる。
しかも爆弾は既に起動しており、タイムリミットが刻々と近づく中、彼は警官殺しのリノ(ダヴィッド・ベル)と共に、無法地帯で麻薬を取り仕切るトレメイン(RZA)が住むブリックマンションに足を踏み入れる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ポール・ウォーカーが主演との事だったので、カーアクションを期待したのだが、彼が演じた警部補だった父を殺されたコリアー刑事の相棒になったリノを演じた「パルクール」の創始者ダヴィッド・ベルのスピード溢れるアクションが凄い。
・身体のバネがトンでもなく、ビルとビルの間をひょいひょい飛び移るは、車のガラスを肘で軽く叩き割るはで、”何だ!この人‼”と思いながら観ていたら、「パルクール」の創始者であったよ。凄いなあ。
・ストーリー的には、善だと思っていたデトロイト市のトップが悪で、悪だと思っていたトレメインが善だったというパターンなのだが、シンプルな展開が小気味よく、面白く見れた作品である。
<この頃の、リュック・ベッソンが製作に関わった、もしくは監督をしたアクション作品は、”シンプル・イズ・ベスト”で、好きなんだなあ。
それにしても、いまさら言っても仕方がないのだが、端正な顔立ちが魅力のポール・ウォーカーの早逝が惜しまれると思ってしまう作品でもあるよ。>
パルクールアクションがスゴい!
巨大な壁によって、外と隔絶された不可侵のスラム街・ブリック・マンション。聞いただけで、ヤバいな(笑)ってなる設定ですね。おそらく、香港の旧九龍城砦をモデルにしたものでしょうけど。。
パルクール・アクションはめちゃくちゃカッコいい!さすが、本家ダビッド・ベル!冒頭からガッチリ掴まれました!ただ、出オチ感というか、この冒頭のアクションが一番の見せ場で、最後まで最初のクオリティを超えるアクション展開がなかったのが、残念。。あと、縦横無尽に動き回ってこそのパルクール・アクションは、1対1の長尺の戦い(厳密には、2対1でしたが。)では、イマイチかっこよくないのがわかりました。くるくる回りながらイエティにロープ巻きつけているシーンはなんかちょっと笑っちゃいました(笑)
ストーリーは可もなく不可もなく、特に印象に残る感じではなかったです。冒頭のリノがドラッグを破棄してたのはなに目的だったんだろうか?
ポール・ウォーカー最後の作品
改めてポール・ウォーカーのラスト作品をみて惜しい俳優を亡くしたと心から残念だ。
もちろん、ワイルドスピードシリーズで確固たる地位を確立したポールだが今作品はまた違った路線にチャレンジしたものだっただけに今作品シリーズがもう見れない(もちろんポール主演でだが)事は本当に悲しい。
原作アルティメットのハリウッドリブートである今作品は同主演に原作同様バレを起用して原作に負けず劣らずの面白さである。
それにしてもパルクールの第一人者であるバレはおいといてもポールも負けず劣らず頑張ってます。窓に跳び移るシーンなんか本当にやったの?と思うくらいスゴい!トム・クルーズ、ジャッキーにも劣らないぜ。
だからこそつくづく惜しい。
最後にポール・ウォーカーの思い出に捧ぐとのクレジットにはぐっときました。
だが不思議とワイスピの最後のシーンの方が泣けた。あっちは途中だったしね。
ではこれからアルティメットシリーズを見直します。楽しみです。
ポール・ウォーカーの遺作
序盤、麻薬20キロを盗み捨てた男リノ(ベル)の逃亡アクションシーン。助手席にいた麻薬王ジョージを急ブレーキで警察にぶち込んだダミアンのアクションシーン。まだ序盤だ・・・
リノは恋人のローラ(カタリーナ・ドゥニ)を人質に取られるが、反撃して取れメインのアジトを襲撃。ここでもマスタングを使ったカーアクション。しかし、逃げ込んだ場所が悪かった。トレメイン(RZA)の息がかかった兵士の詰所だったのだ。そしてトレメインは政府の車を襲い、中性子爆弾を盗むが、蓋を開けた途端に起動してしまい、爆発まで残り10時間となった。ダミアン(ウォーカー)はリノを脱出させ、ブリックマンションに詳しいリノを仲間にするのだった・・・
リノの案内で直接的にトレメインと対峙。しかし、この時点で爆発リミットは48分。しかもトレメインはロシア製のロケットを使い、デトロイトの中心地に向け全てを破壊しようとしていたのだ。そして3000万ドルで爆弾を売ろうとする。その場を離れてまたアクション。ギリギリのところでロケットの起爆装置を破壊し、爆弾の解除コードを入力しようとするダミアンだったが、その番号がブリックマンションの郵便番号だった・・・これは解除コードじゃなくて起爆コードじゃないのかと疑ったリノは入力を止めさせる。
冒頭の場面では市長がブリックマンションの地域に新しい開発の構想を発表していたから、観ている者とすれば爆発させりゃいいんじゃないかと思ってしまう。まさしく市側がトレメインたちに爆弾を盗ませて、開発地域を爆発させようとする計画だったという大どんでん返し!市長のいるビルに上ってゆくダミアン、リノ、トレメイン、そしてスラム街の仲間たち。これは『ブルース・ブラザース』のラストか?!と、一気に盛り上がるシーンだ。
市長とのやり取りを盗撮していた仲間たち。それをニュースで流し、市長は逮捕。ダミアンもブリックマンションの住民となり、トレメインが市長に立候補・・・やりすぎ感たっぷりのラストはいただけないが、トレメインもヤクを垂れ流していた元締めなんだから、ここまで善人になっちゃいかんだろ(笑)
オリジナルは『アルティメット』
佳作
スピーディなアクションが満載で楽しい。
脚本もなかなかに手は混んでいるのだが…。
どおにも主軸がアクションなので、展開がそりに連なる辻褄合わせのようで釈然としなかった。
大悪は、元々武器の密輸をしてて麻薬の売人だ。そんな奴が服役もせず市長として選挙に出ちゃう。
いやいや…それはどおなんだ?
壁も即座に撤去され、悪人どもは笑顔で普通の生活を送りつつある。
…無理矢理感しかないハッピーエンドだった。
まだ、自治区として一般社会への参入を匂わすような未来のあるエンディングの方が得心がいく。
「ワイスピ」の外伝のようにも思え、マンネリ感が漂い、何故かB級色が払拭できない作品だった。
安定の面白さ
アルティメットの方を先に見てから
こちらも見ましたがリメイクとゆうことですが
同じ内容部分もあり、ストーリー性は同じですがアクションシーンも、別のところどころの設定を変化があり楽しく見れました。
ポールウォーカーさんの最後の作品とゆうことですが、見られてよかったです。
リノ役の方の筋肉がすごいですね。
パルクールのシーンは見応えがあって良いのだが
ストーリーが腑に落ちなくて、何故主人公たちが中性子爆弾が積まれたミサイル発射を阻止しようとしてるのか・・・というか、そもそも何でギャング達が打ち上げようとしているのか意味が分からなかった。キャラクター性についても共感する部分もなく、とにかく動き、人体の限界に挑むような跳躍などを見て楽しむ事しか出来なかった。
笑顔がフルスロットル。
自動車事故で急逝したP・ウォーカー、最後の主演作品。
まぁこのあとワイスピの公開も控えているので、出演作と
しては最後じゃないんだけど、あちらは彼の弟くんが出演し
兄貴が抜けた穴をどれくらい埋めるかを期待したいところ。
先日「LUCY」でえぇ~?と思ったベッソン作品ということで
やや不安ながら、自作のセルフリメイクで、しかも監督は
別の人。自身は脚本に専念…ということだっので、ホッ^^;
原版にも出演した“パルクール”の創始者ダヴィッド・ベルが
本作でも同じ役で登場。ただ相棒のポールは残念ながら、
あんな風には飛べない(フツー無理よね)設定だから、
あっちこちにピョンピョン度ではオリジナルの方が数段上。
しかしポールファンには、彼の笑顔が何といっても嬉しい。
いや、笑顔でなくてもいい。もう観られるだけでいい。
まさかの事故で映画界を去ってしまって、あのワイスピで
もう観られないなんて…。今もって信じられない大ショック。
それがこんな風に他作公開されて、そりゃ嬉しいのなんの。
しかし何だい、この公開率は…。と思うほどにやってない^^;
もはやパルクールとて、昔の飛び技芸と化した今、
ヤマカシやアルティメット全盛時代の勢いはないのだろうが…
物語的にはまぁそうなるんだろうという読みはできるものの、
アクションと爆破危機を絡めた展開に最後までハラハラする。
ポールが車を運転するシーンが多く、観てるだけで惚れ惚れ♪
更に彼は一応潜入捜査官なんだけど、最後の選択は…という、
あらやだ、ワイスピかいな?と思わせるご都合展開にも感涙。
RZAも良かったし、何も考えないで楽しめるのがこういう作品。
脳ミソ10%の活性化でも、十分にフルスロットルできる。
(もうね、最後の笑顔が焼きついちゃって。涙もフルスロットル)
ポール・ウォーカー主演と書かれたポスター以外の情報は何にも仕入れず...
ポール・ウォーカー主演と書かれたポスター以外の情報は何にも仕入れずに飛び込んだわけですが開巻早々ダヴィド・ベルが風呂場でゴソゴソし始めた瞬間にようやくこれがバカフレンチアクションの佳作『アルティメット』のリメイクであることに気づきました。ということはシリル・ラファエリの代わりにポールを?と思ったら全くその通り、なぜこんな地味な作品をリメイクするのか?と首を傾げました。
『アルティメット』はダヴィドの妹がヤク漬けにされるという血も涙もない設定でしたが、そこはやんわり変更されていたりして少々物足りなかったりしましたが、リュック・ベッソン印が至る所に刻印されたバカ丸出しのお話で、ダヴィド・ベルによる気合の入ったパルクールもきっちり堪能出来る快作でした。
エンドロールの冒頭でポールの笑顔に『ポール・ウォーカーとの思い出に捧ぐ』の文字が重なった時にさすがにこっちも泣かされました。徹頭徹尾バカなアクションを最後に決めてくれてありがとう、ポール。
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