「シルベ・ハンソロ・メルギブソン オール怪獣大進撃」エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 浮遊きびなごさんの映画レビュー(感想・評価)
シルベ・ハンソロ・メルギブソン オール怪獣大進撃
今更のレビューですがひとつ。
伝説級のアクションスター達が一同に会するアクション巨編第3弾。
3回目ともなるとさすがにありがたみは薄れて感じてしまう訳だが、
けれどもやっぱり今回もとんでもなく豪華なメンツ。
新参組だけでもメルギブにバンデラスにスナイプスに
インディアナ・ジョーンズですよ。うわっ、濃っ。
なんじゃこの胸焼けしそうにアクの濃いメンツは。
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メルギブ様はついこの間の『マチェーテ・キルズ』でも
アホな役で暴れてたばかりなのでサプライズ感は薄いが、
スタローンとの一騎討ちなんて見せ場はやっぱり嬉しい。
いつもの気怠い感じの笑みで色々悪いことしてます。
一昨年まで脱税で3年投獄されていたW・スナイプスも、
まさかの脱獄シーンからスタート。自虐ネタが過ぎる(爆)。
とはいえアクションは相変わらずキレキレで、
デカいナイフでステイサムお兄さむのお株を奪う活躍。
バンデラスは曲撃ちの名手を演じるが、それよりも
ノンストップのしゃべくりで敵も味方も(あと観客も)
うんざりさせる。いいのかバンデラスよ、そんな路線で。
んで、残念ながら今回不登場のブルース・ウィリスの
代わりに登場するのが、天下のハリソン・フォード様!
こういうノリの企画には絶対出ないと思ってました。
さすがにムチ使ったり光線銃撃ったりはしてくれないが、
ハン・ソロがヘリで戦ってくれるんだから(爆)
ゼータクな映画です、ホント。
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オールドスターの一挙出演も嬉しいのだけど、今回
それと同じくらい力が入っていたのが、ルーキーの大量参入。
僕は1人も名前知らなかった訳なんですが(笑)、
女格闘家さんとバイクの達人さんが際立ってた印象アリ。
今作は次世代へのバトンタッチ的な意味合いも強いようで、
つくづくスタローンという映画人の
面倒見の良さというか人徳みたいなものを感じる。
そうじゃなきゃ、こんな大怪獣軍団は揃えられないよ。
アクション映画界における古参スターと期待のルーキーが
一挙に活躍するクライマックスの長い長い大乱戦は、
戦車は出るわヘリは出るわでちょっとした戦争映画並みのスケール!
どのキャラも自分の特徴をバッチリ活かしたアクションで楽しませてくれました。
それに、アクション演出が粗かった前作に比べて
バリエーションも魅せ方もグッと良くなったと感じる。
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だがまあ、どんどんキャラが増えると1人1人の
出番はどんどん減っちゃう訳でして、
「ステイサムあんまり出番無かったなあ」とか、
「あの兄ちゃん壁登りしてるだけだったような」とか、
「シュワとジェット、お前ら何しに来たん」とか、
ちょっと物足りない部分もやっぱりある。
残念がってもしょうがない部分ではあるけど。
え、ストーリー? ああ、うん、まあ、はい、ねえ(苦笑)。
ま、この手の映画はまずド派手なアクションを楽しめるか
が第一だと思うので(特に本作はそこが売りなんだし)、
僕もよっぽどストーリーにはこだわらない……とだけ書いておきます(笑)
中盤けっこう眠かったけど(←ダメじゃん)。
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以上!
アクション映画が好きなら頭カラッポで楽しめる映画です。
あと、最後のグダグダ反省会(あのくだり毎回大好き)も
キャラクターが多い分ちょっと長めでおトクです。
誰トクとか言わない。
<2014.11.02鑑賞>