「【エクスペンダブルズシリーズをオジサン目線で、ちょっと考えてみた。そして、シルヴェスター・スタローンの商魂と且つて映画を一緒に作った仲間を大切にしている事に敬意を抱いたシリーズである。】」エクスペンダブルズ3 ワールドミッション NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【エクスペンダブルズシリーズをオジサン目線で、ちょっと考えてみた。そして、シルヴェスター・スタローンの商魂と且つて映画を一緒に作った仲間を大切にしている事に敬意を抱いたシリーズである。】
■最強の傭兵軍団・エクスペンダブルズに、元盟友で今は武器商人となったストーンバンクス(メル・ギブソン)を捕獲するミッションがCIAのドラマー(ハリソン・フォード)から下る。
しかし、エクスペンダブルズは返り討ちに遭ってしまう。
バーニー(シルヴェスター・スタローン)は、仲間の身を案じ、チームを解散して若手メンバーで再戦に挑む。
◆感想・・作品感想にはなっていません。
・今作では、新キャラとしてメル・ギブソンとハリソン・フォードとアントニオ・パンデラスが参戦している。
いつものように、今作のフライヤーが手元にあるのだが、観るとスタローンたちがカンヌに装甲車で会場に登場した時の楽しいそうな写真が写っている。
ハッキリ言っておバカである。
で、当時私はこのシリーズを鑑賞しなかった。
だが、自分がオジサンになって今作を見てみると、スタローンの商業政策も含めた強かさや、彼の売れない仲間達への想いが何となく伝わって来るのである。
<売れない仲間達>
代表的なのはドルフ・ラングレンである。ロッキーシリーズの傑作である「ロッキー4/炎の友情」で旧ソ連の最強のボクサーとして登場し、一気にスターダムに上がるも、その後は鳴かず飛ばす。だが、そんな彼にシルヴェスター・スタローンはシリーズ全作の出演を持ちかけたのである。
更に言えば、シルヴェスター・スタローンは彼に、ロッキーシリーズの後継シリーズ「クリード」の中でも個人的に秀作だと思っている「クリード 炎の宿敵」にも重要なキャラクターとして出演させている。
結果、この作品は落ちぶれていたイワン・ドラゴ親子にスポットライトを当てた、主演であるクリードよりも印象的な感のある作品に仕上がっている。
<エクスペンダブルシリーズが出た頃は
”どーせ、消耗品集団だろ(除く、ジェイソン・ステイサム)”
と思い劇場では観なかったのであるが、オジサンになって観賞すると、シルヴェスター・スタローンの商魂と共に、彼が昔一緒に映画を作った仲間を大切にしている良き男なんだなあ、と思った次第である。
シルヴェスター・スタローン自身が苦労に苦労を重ねて、スターになられた人だけに、その思いは更に募るのである。>