「いつも音楽はきみの隣に」はじまりのうた キース@Keithさんの映画レビュー(感想・評価)
いつも音楽はきみの隣に
とにかく楽曲がステキな作品で主題歌の「Lost Stars」を筆頭に印象に残る歌が多く、脚本とのシンクロも素晴らしかった。
原題は「もう一度やり直す(再生)」という意味で、人はいつでもスタート地点にいるというシンプルなメッセージ性に、クリエイターやものづくりをしている人には心に響きやすい作品だったのではないかと感じました。
またキーアイテムとして「スプリッター」(二股イヤホン)が出てくるのですが、人と人を繋ぐものが音楽なんだと主張しているとともに、「いつも音楽は君の隣にいるよ」と教えてくれているような気がしました。
映画としては役によって別人に見えてくるマーク・ラファロに、いつでもほっこりさせてくれるジェームス・コーデン、要所要所で締めてくれたマルーン5のアダムと助演俳優がそれぞれ特徴を活かしていてみんな良かった。
好きなシーンは序盤に流れた「Keira Knightley - A Step You Can't Take Back」の場面。ダンの脳内でシンフォニーが巻き起こるシーンで、これからムーブメントを起こすんだというパワーを感じることが出来てとても素晴らしいシーン。
とにかく楽曲と脚本のシンクロとグルーブ感が心地よく響いてくる気持ちのいい作品。
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