「名優の魔法は永遠。」ナイト ミュージアム エジプト王の秘密 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
名優の魔法は永遠。
あれ?もう前作で終わってたんじゃないの?感が強い三作目は
しかし、名優二人の最期の出演になったということで感慨深い。
舞台はニューヨーク自然史博物館からロンドンの大英博物館へ。
場所を変えて共演を増やせば何とかなる?と睨んだかどうかは
分からないけど^^;監督の算段はあまり吉とならなかったみたい。
展示物が突然動き出す面白さはマンネリ化し、レギュラー陣に
至っては動いているのが当たり前という当然の成り行きに終始、
こうなったらどこかで問題を作らなければ…!?ということで
石板の消えかかった魔力の由来へ話は進んでいく。特に新味を
期待するお話ではないのでゆったり観ていられるけど、何度も
挿入されるベン二役の石器人はどう見てもトムにしか見えない^^;
有名俳優がカメオで出ている(その1人はヒューたま)というのは
知っていたけど、まさかおトム様まで??なんて正直思ったほど。
(案外本人にもできそうだけど)まぁお笑いどころはそれなりに
準備され演じられているので、いつものパターンで楽しめるし、
エッシャーのだまし絵空間に入って追いかけっこするのも面白い。
そして今回は主人公ラリーの息子ニックも加わり同行している。
ドラマ「Dアビー」のD・スティーヴンスがランスロット役で登場。
良かった、イケメンが一人でも出ていて(あ、ヒューたまもいた)
なんて思いつつ、やはり終盤からラストへのR・ウィリアムズの
演技とその笑顔に胸を締め付けられる。この役で良かったけれど、
もっと長生きして演じ続けてほしかった…M・ルーニーのように…
(粋なエンドロール冒頭の〆、そう、魔法はまだ終わってないよね)