荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめてのレビュー・感想・評価
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セス・マクファーレンは、やっぱりお下劣な人なんでしょうか?
TEDで一世を風靡した(?)セス・マクファーレンの作品。R15+指定の作品です。
冒頭、“いかにも西部劇”と言う雰囲気の映像と、音楽で始まります。今回西部劇コメディを映画化するに際し、監督で主演のセス・マクファーレンは、過去の西部劇へのオマージュを込めたらしいです。このシーンが、そのオマージュの一つですかね。
TEDの時も下品なシーンはありましたが、今回も、下品なシーンは事欠きません。尾籠なシーンだったり、エッチなセリフだったり。それと、劇中のセリフに「お祭りでは人が死ぬ」とかありましたが、ほんとうに簡単に人が死にます。良いのか?! R15+指定は納得ですね。青少年には見せられませんよ(苦笑)。
アルバートのヘタレぶりは放っておくとして、アナの美貌と度胸と銃の腕を兼ね備えたいいオンナぶりは最高ですね。それに対して、今回アマンダ・セイフライドは、嫌な女のルイーズを演じています。『レ・ミゼラブル』では、可憐な女性を演じていたのですがね。
でも、何と言っても、TEDに「あのオッサン・・・」と言われたリーアム・ニーソンかな。出演シーンは、それほど多くはないんですが、迫力のある悪役ぶりはたまりません。いやぁ、ヒーローから悪役まで、幅が広い。
さて、冒頭にこれまでの西部劇へのオマージュと記しましたが、厳密には西部劇では無いかもしれませんが、クリストファー・ロイドが、一世を風靡したドク・ブラウンの役で出ています。もちろん“例のアレ”を修理していました。それと、最後にチラリと出るだけですが、ジェイミー・フォックスがジャンゴの役で出ています。
正直、バカバカしいですが、中々面白くもあります。セス・マクファーレンって、多芸ですね。
いい意味での雑さがたまらない
TEDのセス・マクファーレンが主演・監督をつとめる現代人の視点からつくったメタ西部劇映画。
というのは西部劇中の主人公がいわゆる『西部劇』的な世界に嫌悪しており、西部開拓時代の実情をディスっていく(疫病が多い、すぐ人が死ぬ、オタクが生きにくい、たいした娯楽もない。。。など)ことで現代人視点で『西部劇』をおもしろ可笑しくギャグにしていく。
もちろん、セス・マクファーレン映画なので下ネタ、ブラックユーモア、ドラッグギャグも満載。
というか、TED以上に雑だし、下品!もう浦安鉄筋家族レベルw
TEDで軽やかにストーリーにギャグを織り交ぜてたが、本作では映画のテンポを悪くしてでもギャグを入れたりしている。でもその雑なギャグ注入も『西部劇』的マッチョ主義を真似ることでの痛烈な批判なのかもしれない。
また豪華俳優陣の出演もありがたいです。
バックトゥーザフューチャーのあいつとか、ジャンゴのあいつとかはニンマリです。
笑って、許して
フライト・ゲームのリーアム・ニーソン、目当てで行って来ました。
15禁というのでいかがなものかと思ったけど。
そんなに毒が強いか、いや、これは自分が大人だから笑える、余裕ってやつなのか。
一言で言うなら、確かに荒野で生きるの辛いよなーって、いうところでしょうか。
主人公のテッドがフられた彼女のことを結構、引きずって女々しく感じられたのですが。
いや、あんな街に住んでいたら誰だってそうなるよな。
ブラックジョークで、ばんばんと人が死ぬし、アリゾナでオタクって何か意味があるのか。
観ていて楽しいのが、役者、キャラクターが皆、ピッタリはまっているところです。
男は情けなく、だらしなく、あくどくて自分勝手。
女はコケティッシュで可愛く、流されているようでしっっかりと根を張って生きてるし。
笑えるけどほろっとするし、感動するところもしっかりおそえているし。
悪役の筈のリーアムさんが、凄く可愛く見えるのは欲目というか、贔屓目ですが。
見終わった後、凄く満足、得したって気分になりました。
最低な地で繰り広げられる、最高のストーリー。
【賛否両論チェック】
賛:斬新な設定と破天荒なストーリーに脱帽。クスッと笑える小ネタも満載。超豪華キャストにも注目。
否:日本人にとっては、爆笑出来るネタばかりではない。ラブシーンやグロシーンもメッチャあるので、好みは分かれそう。
まず、キャストがとっても豪華です。超大物がチョイ役で出演していたりするので、思わず感動します(笑)。ストーリーは破天荒なので、余り深くツッコまない方が楽しめるかと。弱虫でいつも逃げてばかりだった主人公が、本当の愛を知って勇敢に成長していくまでがコミカルに描かれていきます。小ネタも満載で、思わずクスッと笑ってしまうこと請け合いです。
たださすがに「TED」の監督の作品なので、ブラック・ユーモアや下ネタ、グロシーンなんかがメッチャありますので、その辺はご注意下さい。
ちなみに、あのユアン・マクレガーも一瞬登場しているそうなんですが、残念ながら私は見つけられませんでした。ユアンを探しながら観てみるのも面白いかと思います(笑)。
下らね〜ww!
下らね〜、どこまでも下らね〜!
流石、セス・マクファーレン。
王道のストーリーをギャグの下らなさと両立させる辺りが手練れといえば手練れなんだろうけど、もう一つテンポ感が物足りなかったような…
しかし、デイジーは笑った…ww
兎にも角にもセス・マクファーレンの魅力溢れる作品。
良かった。
下品、下品、下品。
兎にも角にも下品。
世の良識派の皆様は眉を潜める作品。
今回はTedもいないため下品は剥きだし。可愛さ無し。オブラート無し。
…要はセス・マクファーレン節炸裂な作品でした。
楽しかった!
西部劇と言えばアリゾナ。
砂舞い、草の絡まったコロコロが舞う不毛地帯。
酒場で荒くれ者が暴れ、決着は決闘で命の遣り取り。
そんな野蛮な世界を「野蛮で嫌だ!」と扱い変に美化せず笑い話として扱っています。
飢えで死に、決闘で死に、事故で死に、蛇で死に。
意味も無く突如死ぬ西部劇の時代に対して現代の目線から「無理!」を突き付けている点、共感が持てます。
また全編通してセス・マクファーレン節。
序盤は動物から振り落とされてガッツリ衝撃を受ける間抜け映像の連続。
衝撃映像を見せられ続ける苦笑と共に体を張った笑いに惹き込まれます。
凄惨な場面を「ほれ、西部劇の時代はこんな野蛮なんだ!」と見せる場面も良く。
現代的な感覚、当時で言えば軟弱な感覚を持つセス・マクファーレンのリアクションにグッときます。
兎にも角にもセス・マクファーレンの魅力溢れる本作。
歌って、踊って、戯けて。
そして真剣な顔をして。
彼のこれまで積み重ねてきて全てが詰まった作品と言えます。
ハリウッドの関係性からも楽しめます。
相手役のシャーリーズ・セロン。
2013年のアカデミー賞。
司会はセス・マクファーレン。
彼が歌った「貴女のおっぱい見たよ」。
そこでアン・ハサウェイ、ニコール・キッドマン、ハル・ベリー等々と共に挙げられたシャーリーズ・セロン。
「シャーリーズ・セロンのおっぱいは『モンスター』で~♪」。
その時にムッとした表情を浮かべていたシャーリーズ・セロン。
そんな彼女がセス・マクファーレンの相手役をやっていて本当に楽しそうな表情を浮かべている。
セス・マクファーレンの技量も、シャーリーズ・セロンの度量もグッときます。
また元彼女役のアマンダ・セイフライドも良かった。
主役級のオーラを残しつつ存在な扱いをされている不遇感。
ギョロ目と言われ、更にギョロ目を嫌な方向にイジられる彼女。
それをキチンと演じきっていることに好感が持てました。
敵役のリーアム・ニーソンも良かった。
映画「LEGO® ムービー」で乱暴者として弄られていた彼は本作でも謂われ無き乱暴者扱い。
…更に雑な扱い。
中盤の生花場面は彼のイメージを逆手に取った素晴らしい場面でした。
日本上映用のタイトルも秀逸。
映画「007 ロシアより愛をこめて」をパロッた。
映画「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」をパロッたモノ。
映画好きの人が頑張った形跡があり良かったです。
正直、映画「Ted2」の出演情報と重複部分があるのは否ませんが。セス・マクファーレン組の出演が多い気もしますが。
セス・マクファーレン作品としては十分楽しめました。
個人的には芸達者な面も考慮して米国版 志村けん的な存在と認識しています。
オススメです。
やっぱりギュグセンスがわからない。
テッドの下品なお笑いもイマイチのれなかったんですが、さらに度を増した今作はますます笑いについていけなかった。西部劇に情けないオトコっていうのもあんまりうなずけない設定だし、下ネタはまだしも、ウ○こ、ゲロネタって、全くついていけないんですが…
この監督の笑い、ってわかりません。
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