「荒野も下品よ。」荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
荒野も下品よ。
テッドで猛稼ぎしたS・マクファーレン(もうすぐ2作目だね)が
今回は主演までやっている。いい加減にしろ!このオタク!
…と大惨事じゃなかった、大賛辞を贈りたくなる今日この頃。
なんと往年の西部劇丸出しのオープニングに胸が躍りまくり♪
何だ、何だ、J・フォードか??と思わせる風景と音楽と字体。
どんなに下劣極まりない作品を撮ろうと、映画製作を分かって
やっている監督に叶うものはいない。それがよく分かる作品。
正直、もっと下らなさが炸裂するかと思っていた。
前半こそいつもの彼パターンで始まるが、何だ、後半ときたら
普通の西部劇じゃないか。けっこうクソ真面目にいい話だ。
日本じゃ一部にしかウケないだろう全くもって下品なゲロネタ、
エロネタ、ウ○コネタ。豪華カメオ出演(全員に気付きました?)
もさることながら、相手役にはS・セロン、敵にはリーアム親父、
どういう人脈もってんだ?この男。と思わせる彼の才能に辟易。
A・セイフライドにはビッチ感を、トニー賞男優N・P・ハリスには
お漏らしを、イメージなんてクソ扱いの演出ぶりも大いに辟易。
(すべて賛辞です)
そもそもその顔のどこが西部劇俳優?と真白な顔面丸出し。
この人の顔がやや苦手^^;な私は、なぜこんなに白いの?と思う
顔面にアイラインを引きまくったような濃いパーツ周りが異様で
仕方ないのだが、それが自虐イメージを上げて、他の俳優たちを
大上段へと持ち上げる。ものすご~く巧い手を使っている。
私的に大喜び♪に沸いたのが、ドク登場!とリーアムの生尻♪
いいですか。あの歳で生ケツご披露ですよ。しかもお美しい!
大昔に古谷一行が全裸で歩いてたケツとは違う!(あ、失礼)
隠れた才能(なのか)?を惹き出すのが監督の役目だとしたら、
十二分にイロイロ惹き出してくれる監督に間違いないでしょう。
まぁ…。
下品には変わりないので、幾らデートでもこういうのがニガテな
彼女とはやめておきましょう。これで笑えるならカップルも安泰。
(しかし何だろね、この邦題^^;日本もタイトルでパロったのか?)