チョコレートドーナツのレビュー・感想・評価
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親権を考えさせられた
生みの親より育ての親。
愛情をどれだけ注げられるか。
マルコへの愛情はいつ芽生えたのかちょっと唐突な部分もあったが、親権問題について考えさせられた。
ぼろ泣きしました。
本当に大事なことを教えてくれる映画
泣くと聞いていたから、なかなか観る気分になれなかった。ハッピーエンドじゃないと聞いていたのもあって、ちょっと遠慮してた映画。
今よりももっと偏見のある時代のはなし。
なにが大切なのか、最後まで闘うとはどういうことなのか、愛の深さを知って、あっと言う間に終わった映画だった。
いい映画だったとは思うのですが…
現在では考えられない、ゲイ差別を扱っています。
ただ現代でもしもゲイのカップルが養子を迎えて育てようとしたら?
恐らく「子供に悪影響が」と言い出す人は沢山いるんだろうな、と思います。
ともかくとして。
ちょっと主人公のルディに感情移入が出来ませんでした。
ルディ自身が感情的でカッとなりやすく、賢くはありません。
「あーなんでこのシーンでそんな風に怒鳴るかな…」
と思いながら観るせいで、面倒な人物という印象を受けました。
どちらかといえばポールの方が理解しやすい人物です。
でもルディの温かい性格がネグレクトにあったマルコを引き取ることにつながってるんですよね。
いい映画なんですけど、ラストにうるっと来たんだけど、
後一歩という印象でした。
心が痛い…。
あらすじくらいしか知らずに観賞を始めました。
単なるゲイ差別で終わるかと思ったら、まさかのラストに涙が溢れ出してしまって。
ルディの歌声が涙腺を刺激して、胸がぎゅっと締め付けられる感じがなかなか消えませんでした…。
愛情を注いでくれたチョコレートドーナツの味
ゲイバーで歌手になる事を夢見て働くルディは、隣家の育児放棄されたダウン症の少年マルコの面倒を見る。恋人の検察官ポールと共に、愛情に溢れた家族のような生活を送っていたが…。
まだ同性愛への偏見が厳しかった70年代、ゲイの男性が障害児を育てたという事実に着想を得られて作られた感動作。
日本では本国アメリカ以上の評判を呼び、口コミロングヒット。
前評判の高さからかなり期待して見たのだが、こりゃ思ってた以上に良かった!
人間関係が希薄になったと言われる昨今。だが、こういう映画を見ると、人と人の関係ってかけがえのないものだなぁと改めて感じさせてくれる。
何故ルディはマルコの面倒を見たのか?…と指摘する意見もあるようだが、そんな事、いちいち説明しないといけないものなのか。
きっかけは些細でいい。ちょっと気になった、見過ごせない…などなど。そこから交流が始まる。絆が生まれる。愛を注ぐ。家族となる。
そんな関係を断ち切るのは、いつだって不条理な社会。法律、偏見…クソ食らえだ!
いや、法律は確かに必要だ。偏見も社会が健全であろうとする理由だとある映画で言っていた。
しかし、一番大事なのは、マルコにとって何が幸せか。
悪影響より、どれだけより良い影響を与えてくれたかだ。
これは見れば明らかだ。
同性愛者だからと言って悪影響という理由にはならない。惜しみない愛情を注いでくれた。ならば、あのヤク中の母親こそ悪影響だ。
理想論かもしれないが、理想を信じて何が悪い?
誰かが犠牲になってようやく気に留めるこの社会。
マルコへの愛情に満ちた眼差し、その思いを込めた歌声…。アラン・カミングは優れた実力派だ。
法廷でマルコへの愛情の熱弁を奮うギャレット・ディラハントに心揺さぶられた。
そして、実際にダウン症であるアイザック・レイバの屈託のない笑顔を見ると、こちらも幸せな気持ちになる。
二人が雇う黒人弁護士がちょい役ながら好助演。
ポールの同僚が「トガニ」の変態校長並みにムカつく!
擬似家族に偏見や差別との戦い、社会への訴え…。
個人的に、胸にグッとくる要素が多々。
温かく幸せだった日々、あまりにも悲しく悔しいラスト…。
それらを忘れない。
見る前まではピンと来なかった邦題の意味。
チョコレートドーナツは、注いでくれた愛情の味。
愛情が深い
弱者は打ちのめされるだけなのか!と暫く動けなかった。隣の男の子を何も考えず引き取る事に、今までの映画だと最初は鬱陶しいけど、一緒に暮らすうちに愛情が深まるというのが展開としてあり違和感が湧きそうだけど、ルディの愛情の深さに何の違和感もなかった。ダウン症だとか外見がどうだろうと彼には関係ないのだろうな、そこに困った人がいたら手を差し伸べる事に理屈はいらないという彼の態度に感動した。社会的に弱い立場でも、好きなように生きて正しい事をやってるのだから堂々としてたら良いのだという姿勢は誰よりも男らしく美しくかった。
そして健常者はイメージに囚われて自分の正義を振りかざして誰よりも弱かった。
今がルディの言う解き放たれた世界かどうかは分からないけど、少しでも差別がなくなれば良いと思う。
マルコの15年の人生で幸せが一瞬だったのかと思うとただただ辛い。
(´・_・`)もう一息
高評価で劇場で見に行こうと思っていたけど、映画館が少なくDVDで見ました。
俳優の演技や内容はいいと思うんですが、DVDにするのに何処かカットしてるのかと思うぐらい中途半端な展開と思いました。
最後、親権を奪われたゲイカップルはダウンの少年をてばなしてしまい、その少年は事故で死んでしまうんだけど、肝心のところが描かれておらず、みんなこの映画どこで泣いたんだろうと不思議に思えました。がしかし俳優の演技はよかったのが救いと途中少年と海辺で遊ぶシーンはよかったかな。
心と耳が痛くなる話
社会の中でマイノリティーとされる人たち。どうしても彼らへの扱いや判断はマジョリティーを基準にすることで偏りを生み出す。
ただマジョリティーが必ずしも正しいとは限らない。往々にしてマイノリティーと呼ばれてしまう人々の方が正しく物事を見て判断していることはあると思う。
法のもとの平等と言ってもそれは結局はマジョリティーが勝手に自分達の基準で決めた法。何が正しくて何がただしくないのかはやはり一人一人が判断基準を持ち、周りに流されるでなく決めるべきだと思った。
泣けた・・。涙の波に浸る・・。
予想以上に泣きました。
涙をこらえることができないくらい・・心にずっしりくる。
マルコが知的障害であるためか?
マルコの母が薬物依存で育児放棄しているからか?
ゲイだからってマルコをひきとれないからか・・?
全編を通して泣ける。涙が波のように押し寄せてくる。
音楽もとてもいい。映像にマッチしていて世界観が出ていた。
ラストは衝撃的で・・・言葉を失った。鳥肌も立った・・。
障害をテーマにした作品は今まで何作か観てきたが・・
今回も考えさせられた。マルコが望む「ハッピーエンド」なストーリーではなかっただけに・・・このワードが皮肉にさえ捉えられた。
劇場で見逃していたので、DVDリリースが本当に嬉しかった。
皆さんにもみて心に沁みる何かを感じて欲しい作品です。
おススメできます(*^^)vぜひ。
社会からはじかれた人達の愛情ストーリー
私にはマルコと同じダウンの兄がいるので、マルコの視点から映画がみれた。
結局はラストは残酷だったけど、リアルだった。みんないい映画とは思っても、現実のダウンの子に送る視線は冷たいし。
これまでどこかで愛情をもらいそびれちゃった人の方が、愛情深くいれるのかも。
映画は始めから終わりまで涙がぼろぼろ。ラストの手紙での締めくくりも、わざわざ記事の切り取りをおくりつけるところも、とてもすっとした。
忘れられない映画
哀しい最後
じわじわと愛情を感じられる温かい映画でした。てっきりハッピーエンドになるんだと安心しきって見てたら、最後があの結末。哀しすぎるよー
主人公は空虚な気持ちを抱えたまま生きていくんだろうなぁ。
期待外れ
口コミが良かったので、わざわざ遠くの映画館まで見に行きました。
悪くはないです。けど、期待値には届きませんでした。いきなり法曹のポールがゲイバーで働くルディに惹かれ、2,3日後にはダウン症のマルコ共々自宅で面倒を見る展開がまず急すぎて感情移入できないです。
そしてこれは実話と言われていますが、ゲイの方が近隣の障害を持つ子供の面倒を見ていた、という部分だけが実話であり、監護権に関する裁判やラストの悲劇的な結末は全部創作だそうです。
そう思うと作りの甘いストーリーとしか見えません。ゲイバーで働いてすぐに感情的になる赤の他人と、付き合いの浅いゲイのカップルに子供を任せないという判断は、差別か良識かと言うのは意見が別れると思います。
そして、どんなにひどく扱われても、子供は母親を求めるもの。求めても与えられない葛藤や悲しみがあっていいのに、ラスト付近で簡単にマルコがルディとポールになついて母親を拒むような言動をするのも、リアリティに欠けるのでは?と思いました。
考えさせられる映画
これは、差別と偏見に対し、問題提起した社会派ドラマである。センチメンタルなヒューマンドラマを期待して見に行くと、ズレを感じるかも知れない。
実話に基づく映画であるからか、初めに“事実ありき”で作られている。(ゲイのカップルが障害のある子供を引き取ろうとしたが、社会は認めなかった、という)
裁判シーンに重きがおかれ、主人公ふたりの心の機微や、マルコと心通わせた日々も、回想シーンのように流れ、リアル感が薄い。その辺りをもっと丁寧に描いていたら、もうワンランク上の映画になったであろう。
しかし、裁判シーンでのポールのセリフは胸を打ち、涙が止まらなかったし、最後のルディの歌う“I shall be release”は心に響いた。果たして今の私達が、偏見や差別無しに、誰もを受け入れられるのか?考えさせられる作品であった。
家族とは何か
正義とは何か、愛するとはどういうことなのか…などなど、とても考えさせられるお話でした。言葉の意味は辞書に載っているけれど、実際に行うことはなんて難しいのだろうかと涙が出ました。役者の表情や仕草ひとつひとつに愛が籠もっていて、だからこそ後半の裁判のシーンや最後のルディの歌に胸を打たれます。ぜひたくさんの人に観てほしい作品。
優等生な映画( ˇωˇ )
○ストーリーもキャラクタも、
偏屈ない直球勝負。
(悪役と決めた人は直球で悪役)
○歌が素敵。パンフはさて置き、
CDが同時に売ってたら、買ってた。
○終わり方に関わらず
「人の良さ」が描かれていて、温かい。
けれど、ストーリーが「優等生」すぎて
私の中では結果三ツ星どまり...★★★
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