チョコレートドーナツのレビュー・感想・評価
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せつねぇ~(T^T)
同性愛の二人とダウン症の男の子の映画
悲しい映画。
途中の歌になんとも言えない良さがある。
ここから下は余談。
どちらも偏見にさらされる事の多い障害です。
先日、世界一受けたい授業で東大のジェンダー論に詳しい講師の方がおっしゃっていました。カミングアウトされた時、"そんなこと気にしないよ。大丈夫。これからも仲良くしよう!"という方が多いと言っていました。
この返答はあまり良くないらしく、"そうなんだ。その症状についてよくは知らないけど、これから勉強するよ。だから心配しないで。"と言った方が良いらしいです。
気持ちは同じでも後者の方が相手に歩み寄っている表現だと。そう仰っていました。
私個人としては、一つの意見として心に留めておくといいかなと思っています。
もぅ二度と見たくない
目が腫れるぐらい涙
差別、正義、利己。最も偏見が厳しい時代にもがき埋もれていった実在の物語
私にはまだ1歳に満たない娘がいます。
見ているだけで涙が出そうなほど愛おしい存在です。
同じようにお子さんがいる方には同じ感情を抱いてもらえるのではないかと思います。
親御さんだけでなく是非多くの人に見てほしい作品でしたが、見終わった後底知れぬ悲しみと、行き場のない怒りが沸々と湧きあがってきました。
人間が作った法律によって苦しむなんの罪もない子供や、偏見や差別に傷つけられ社会の隅に追いやられる同性愛者などの障害を抱えた人々、捻じ曲がった正義を振りかざし弱者を陥れる間違った常識や思想を改めて見つめなおす機会を与えてくれたような気がします。
どれだけの人が歯を食いしばり、ただ幸せに生きていくという簡単なことを、法律や差別で妨げられ、悩み苦しみ報われないまま時代に飲まれてしまったのだろう。
深く考えさせられ、問題提起として素晴らしくよくできた映画ではあったものの、悲しみが深く決して心地いい物語ではないので、いい映画と表現していいのか悩みます。
思い返すほどに悲しみが込み上げてくる作品です。
劇場で観ればよかった……号泣です。
ボクは、ドーナツをよく食べる。近所にあるドーナツ屋さんは、よく割引セールを実施するので、そのタイミングを狙い撃ちで足を運ぶ。「割引セール期間以外は行かないのか?」と聞かれれば、答えは胸を張って“YES”だ。店の前を通り、《セール実施中!》のバナーが店頭に出ていれば、いざ入店。出ていなければ店の前で回れ右で、そのまま帰宅する。
ドーナツは、100円のチョコレートドーナツを買うに限る。普段は150円のチョコレートドーナツが、セール期間中は100円だ。(税込)でだ。300円で3つ食べることができる。しかも、セール期間まで我慢した気持ちが、更に幸福感を増幅させる。たまらない………最高に美味しいんだ、チョコレートドーナツは…………なぁマルコ、そうだよな?
マルコよ、ボクが次にチョコレートドーナツを食べるときは、君の無邪気な笑顔を思い浮かべながら、口いっぱいにチョコレートドーナツを頬張ることだろう。食べながら思わず微笑んでいる自分に気づき、口のまわりに付いたチョコレートをペロリと舐めることだろう。いつもなら甘いチョコレートの味が、ほんの少ししょっぱいかもしれないね。
今日は《セール実施中!》のバナーが出てるとイイなぁ。もし出ていたら、4つ買おうと思う。2人のパパの分とボクの分、そしてマルコの分だ。みんなでいっしょにチョコレートドーナツを食べよう。
ゲイカップル
ハッピーエンドが大好きな少年
親権を考えさせられた
生みの親より育ての親。
愛情をどれだけ注げられるか。
マルコへの愛情はいつ芽生えたのかちょっと唐突な部分もあったが、親権問題について考えさせられた。
ぼろ泣きしました。
本当に大事なことを教えてくれる映画
泣くと聞いていたから、なかなか観る気分になれなかった。ハッピーエンドじゃないと聞いていたのもあって、ちょっと遠慮してた映画。
今よりももっと偏見のある時代のはなし。
なにが大切なのか、最後まで闘うとはどういうことなのか、愛の深さを知って、あっと言う間に終わった映画だった。
いい映画だったとは思うのですが…
現在では考えられない、ゲイ差別を扱っています。
ただ現代でもしもゲイのカップルが養子を迎えて育てようとしたら?
恐らく「子供に悪影響が」と言い出す人は沢山いるんだろうな、と思います。
ともかくとして。
ちょっと主人公のルディに感情移入が出来ませんでした。
ルディ自身が感情的でカッとなりやすく、賢くはありません。
「あーなんでこのシーンでそんな風に怒鳴るかな…」
と思いながら観るせいで、面倒な人物という印象を受けました。
どちらかといえばポールの方が理解しやすい人物です。
でもルディの温かい性格がネグレクトにあったマルコを引き取ることにつながってるんですよね。
いい映画なんですけど、ラストにうるっと来たんだけど、
後一歩という印象でした。
心が痛い…。
愛情を注いでくれたチョコレートドーナツの味
ゲイバーで歌手になる事を夢見て働くルディは、隣家の育児放棄されたダウン症の少年マルコの面倒を見る。恋人の検察官ポールと共に、愛情に溢れた家族のような生活を送っていたが…。
まだ同性愛への偏見が厳しかった70年代、ゲイの男性が障害児を育てたという事実に着想を得られて作られた感動作。
日本では本国アメリカ以上の評判を呼び、口コミロングヒット。
前評判の高さからかなり期待して見たのだが、こりゃ思ってた以上に良かった!
人間関係が希薄になったと言われる昨今。だが、こういう映画を見ると、人と人の関係ってかけがえのないものだなぁと改めて感じさせてくれる。
何故ルディはマルコの面倒を見たのか?…と指摘する意見もあるようだが、そんな事、いちいち説明しないといけないものなのか。
きっかけは些細でいい。ちょっと気になった、見過ごせない…などなど。そこから交流が始まる。絆が生まれる。愛を注ぐ。家族となる。
そんな関係を断ち切るのは、いつだって不条理な社会。法律、偏見…クソ食らえだ!
いや、法律は確かに必要だ。偏見も社会が健全であろうとする理由だとある映画で言っていた。
しかし、一番大事なのは、マルコにとって何が幸せか。
悪影響より、どれだけより良い影響を与えてくれたかだ。
これは見れば明らかだ。
同性愛者だからと言って悪影響という理由にはならない。惜しみない愛情を注いでくれた。ならば、あのヤク中の母親こそ悪影響だ。
理想論かもしれないが、理想を信じて何が悪い?
誰かが犠牲になってようやく気に留めるこの社会。
マルコへの愛情に満ちた眼差し、その思いを込めた歌声…。アラン・カミングは優れた実力派だ。
法廷でマルコへの愛情の熱弁を奮うギャレット・ディラハントに心揺さぶられた。
そして、実際にダウン症であるアイザック・レイバの屈託のない笑顔を見ると、こちらも幸せな気持ちになる。
二人が雇う黒人弁護士がちょい役ながら好助演。
ポールの同僚が「トガニ」の変態校長並みにムカつく!
擬似家族に偏見や差別との戦い、社会への訴え…。
個人的に、胸にグッとくる要素が多々。
温かく幸せだった日々、あまりにも悲しく悔しいラスト…。
それらを忘れない。
見る前まではピンと来なかった邦題の意味。
チョコレートドーナツは、注いでくれた愛情の味。
愛情が深い
弱者は打ちのめされるだけなのか!と暫く動けなかった。隣の男の子を何も考えず引き取る事に、今までの映画だと最初は鬱陶しいけど、一緒に暮らすうちに愛情が深まるというのが展開としてあり違和感が湧きそうだけど、ルディの愛情の深さに何の違和感もなかった。ダウン症だとか外見がどうだろうと彼には関係ないのだろうな、そこに困った人がいたら手を差し伸べる事に理屈はいらないという彼の態度に感動した。社会的に弱い立場でも、好きなように生きて正しい事をやってるのだから堂々としてたら良いのだという姿勢は誰よりも男らしく美しくかった。
そして健常者はイメージに囚われて自分の正義を振りかざして誰よりも弱かった。
今がルディの言う解き放たれた世界かどうかは分からないけど、少しでも差別がなくなれば良いと思う。
マルコの15年の人生で幸せが一瞬だったのかと思うとただただ辛い。
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