「有る意味ご都合主義」チョコレートドーナツ 背中にエンジンさんの映画レビュー(感想・評価)
有る意味ご都合主義
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まぁ、深く考えなければ映画としては良いと思う。同性愛への偏見・差別などの訴える問題も有るし。疑似ではあるが一種の親子もので、ラストに歌うルディの姿も熱演で感動的。これで良いと評価しないと叩かれるタイプの映画。
ただ、今まで付き合いも無かった隣人の子供、それもとても手が掛かるであろう障害児を引き取って育てようとするだろうか?うん、ルディは寂しかったんだろう、家族が欲しかったんだろうけど、その辺の設定が緩すぎるかなぁ。マルコにしても、ストリートチルドレンになるワケでもなく、施設に引き取られるんだから、家賃を「明日まで待って」と言うルディとの暮らしよりもマシだったんじゃないか?ルディを支えるポールとの関係にしても、以前からの恋人同士なら分かるんだけど、出会ったばかりで、ゲイである事を隠しているのになぁ。
しかも、ゲイってバレたら仕事をクビになるって・・・・(まぁ、建て前はマルコを引き取る時のルディとの関係を偽ったからなんだろうけど)、そうなると、マルコを引き取る裁判以前に、自分の不当解雇を訴えるなりするんじゃないか?まぁ、アメリカの雇用制度だと、そう言う無いのかもしれんが。だとしても、少なくともポールが理解のある弁護士事務所等に雇用されるシーンが無いと、二人の生活費って?って思った。
とは思いながら、「実話を元にして」と有るから、多少の演出過多はあっても、「あぁ、こういう事が有ったんだろうな」と思い観た。が、見終わってからググったらほぼ創作・・・・。
実話を・・・って推すのが逆に冷めてしまった。
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