「人の本心に響く良作」チョコレートドーナツ でんでん虫さんの映画レビュー(感想・評価)
人の本心に響く良作
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70年代からつい最近までのアメリカの制度の欠如を、日本人の私にでもわかりやすく批判していた。
実の母よりゲイの二人のほうが愛情をもって育てているという事実を、同性愛という全否定される立場でありながら、時には熱く、時には冷静に誠実なことを伝えている姿に感動した。
物語の結末に、マルコが死んだあとにポールが、酷いことしてきた人たちにまで書いて出した手紙は、非常に心を打たれた。
知的障害者や同性愛という立場の人を、気遣い行動する人も増えてきたご時世。しかし、本心からは馬鹿にしたり無下にしていないかということが問われているような作品だった。
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