「臭いのダメ」グランド・ブダペスト・ホテル なつさんの映画レビュー(感想・評価)
臭いのダメ
まず、おしゃれ。
こんなホテル、一度は泊まってみたいものだ。
ピンクや赤の鮮やかさ、豪華なシャンデリア。
カリスマコンシェルジュとベルボーイの逃走劇
華やかなホテル時代、立場、濡れ衣、情勢などなどさまざまな背景が交差し逃走も非常にコミカルで時々クスッとさせられるテンポが小気味良い。
獄中でも変わらないコンシェルジュ魂、脱獄方、優しい囚人。脱獄後のパフュームを所望をする。とても魅力的な人物だし、香水の匂いとかダメだろ…とか思いつつもベルボーイと心を通わせた後は2人して当たり前のようにつける。
ホテルでの下からみる銃撃戦は良かったし、連携プレー。
ソリの部分はニヤニヤが止まらなかった。
そしてフォーカスされるかわいいスィーツやすぐに詩を謳っちゃうところとか好き。
何十年経っても大事な場所で原点であるグランドブダペストホテル。狭い狭い部屋。
ベルボーイから巨万の富を得た彼は何度でも当時の思い出と失ったものを鮮やかに思い出すのだろう。
猫、殺すのダメ。
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