「レイフの新たなる代表作となりそう・・・」グランド・ブダペスト・ホテル 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
レイフの新たなる代表作となりそう・・・
私が好きだったのは、「クイズ・ショウ」の知的な学生。「イングリッシュ・ペイシェント」の不倫の愛に走る男。かっこよかったなぁ。「レッド・ドラゴン」や「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモートはいただけない。演技力があるのはわかってるし、悪役もこなせることは役柄に幅があっていいかもしれないけど、そんな役やらなくてもって思っていた。かといって、ジェニファー・ロペスとラブコメなんか、バカっぽいよ。この映画のグスタヴはもう、レイフ以外無理じゃないかと思えるほど、はまっている。内容はかなり奇妙な話だけど、まぁ、ウェス・アンダーソンが監督だから仕方ないか。女たらしなのは玉にきずだけど、気品があって、しかも有能なコンシェルジュ役。他の誰かが演じたら、嫌味な感じになりそうだけど、レイフが演じるとそうはならない。ユーモアがあって、ゼロに対しては父親のようだし、正義感もあって、とっても魅力的。不思議な話なのになぜか引き込まれて1時間40分があっという間だった。おもしろかった。配役も超豪華で、主役を張れる人が何人も出ていて驚いた。
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