「TS役のカイル君も、実際相当な天才だったりする衝撃。」天才スピヴェット 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
TS役のカイル君も、実際相当な天才だったりする衝撃。
「ホームアローン」を思い出させる、TSの機転の利いた行動が、文句なくかわいい。イタズラ、というよりはさすがベアード賞(優秀な発明に対してスミソニアン博物館から送られる賞)をとるだけはある、と唸らされる心憎さ。しかも、たったの10歳だ。大人に見せるこまっしゃくれた態度は、ずうずうしいわけでもなく、むしろ大人よりも冷静であったりするからこれがまた可笑しい。
そして、ただ笑えるだけでなく、双子の死のトラウマを克服するためのロードムービー的なストーリーが、どことなく少年の頃の郷愁を誘う。
監督は「アメリ」の。そのエッセンスが十分味わえます。
知性たっぷりのカイル君の今後に期待。
分別ありそうなので、マコーレー・カルキンの二の舞は、たぶんないと思うが。
コメントする