ミスターGO!のレビュー・感想・評価
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日本の巨大ロボットアニメに通じる
バカバカしい設定のストーリーですが、「異形の戦力と、それを制御できる少女」というメタファーは、本来なら日本のアニメ・漫画が得意とした物語。これが日本で作れないのは、日本映画界の力のなさでしょう。 物語の基本「大きな嘘を一つ。細かい部分はリアルに」を忠実に守った映画。 アクションシーンの迫力はさすがの領域。 主演の俳優さんや、少女の演技も素晴らしい出来です。 意外に最後まで楽しめます。 ただし、まともな野球ムービーとして期待しなければ。 野球のシーンも、迫力があって、まともですよ。
ローランドゴリラのリンリン。
いきなり最下位から浮上したベアーズ。ミスターGOという名前で打席に立つリンリンと、ゴリラとしゃべることができると噂されるウェイウェイがコーチャーボックスで指示を与える。必ず塁が埋まり、後攻めで代打として登場するしかないのは残念だが、詳細は述べられていない。 15歳でもサーカス団の団長だったウェイウェイがいなくなったので、あとは借金取りが子どもたちを脅かしていて、やがてもう一匹のマウンテンゴリラを利用しようと彼らは考える。こうなってくると結末も見えてくるのだが、最後はちょっと感動してしまうかも・・・ オダギリジョーが中日ドラゴンズのオーナーとしてやってくるのも興味深い
4年の成果
このあらすじからして、完全にB級です。 これに4年費やしたらしいです。お疲れ様です。 ゴリラが2頭出てきますが、金と時間かけてるだけあって、 臨場感はすごいあります。 「キングコングの撮影か?」というセリフも強ち嘘じゃない。 でも登場人物たちはそんなに野球には熱心ではなく、 野球好きな人向けではない気がする。 サイドストーリーとかバックボーンとかあるけど、 メインの野球は置いといてそっちがメインになったり、 だから他の話がノイズになったり、 ウェイウェイがやたら呑気なのが少しイラつく。 試合なのに、借金取りからのビデオに見入ってたり、 警察呼べ!とか言ってる後ろでTV見てたり、 ゴリラが酒飲んでるのに止めないとか、 途中からどーでもよくなってきちゃった。 それでもライバル登場でクライマックスキタ! と思ったら、ハッキリ言って「ドッチラケ」ですよ。 「走れー!」じゃねえよ、ってこんな感じ。 おまけに最後の大立ち回りは完全に蛇足。 早く終わってくれー、もう惰性。 もっと痛快な、「メジャーリーグ」的なものを期待してたから、 日本の球団オーナーが観戦に来たところとか、 (アイツがオーナーとかありえないけど) すっごいワクワクしてたんだけどねぇ・・・。 結構期待値髙かったんだけどねぇ・・・。
アイデアは秀逸
レンタルビデオ店でたまたま目に入ったので鑑賞。 八木裕さんもビックリの代打の切り札・ゴリラ。 奇抜な発想に感心します。 バカバカしさがまた良い。 にしてもちゃんとベースランニングできているんでしょうかね笑
ゴリラのCGのみが妙にクオリティ高い
いわゆるバカ映画で適当極まりない内容。
あらすじを見れば、出オチで興味が失せてしまう。
凄い打球を打つのは分かるがそれだけで、映画が面白くなる訳ではないし、ディズニー映画のようにファンタジーで物語をうまく繋げてない為、荒唐無稽感が目立ち、観る側がゴリラが野球をすることや借金返済の為に金目当てで契約するヒロインとか見せられても健気さを感じない。
日本の球団からきた交渉も荒唐無稽。
中日オダギリジョーと読売の土下座交渉とか日本を誤解するだろ(笑)
当然ラストもゴリラ対ゴリラが想像ついてしまい、ご都合主義的な結末が目に見える。
神様、仏様、ゴリラ様
ぶっちぎりの最下位の韓国の弱小野球チームに助っ人として現れたのは、イチローでも大リーガーでもなかった。 ゴリラ! 最初この映画を知った時、擬人化されて人間の言葉を話すゴリラかな?…と思ったが、モノホンのゴリラ! ゴリラが野球をする。 よくもまあこんな漫画みたいな設定を思い付き、映画に出来たなぁと感心。 韓国映画もメロドラマやバイオレンスだけじゃない! 霊長類最強は吉田沙保里じゃなく、ゴリラ! なので、打席に立てば全てがホームラン…いや、超特大ホームラン! 例え後ろを向いてても、大きく反れたボールでも、地面を転がしても、ほぼほぼ十割バッター。 惜しくもホームランにならなくても、ベースを踏んでホームに向かって突進してくるゴリラに、相手選手は跳ね飛ばされ、逃げ出す始末。そうか、その手もあったか! 韓国映画だからと行って侮るなかれ。4年も費やしたというフルCGゴリラもクオリティーが非常に高い。 さて、何故ゴリラが野球を? 元々は中国サーカスのゴリラ。名前はリンリン。 サーカスが莫大な借金を抱えている。 野球遊びが好きで、それをスカウトされ、調教師の少女ウェイウェイと共にサーカスを救う為にプロデビュー。 ウェイウェイとは彼女がまだ幼い頃からずっと一緒。 ウェイウェイはリンリンの言動を理解し、心が通じ合っている。 が、終盤、ウェイウェイは自分は本当にリンリンを理解出来ているのかと思い悩む。 同じく終盤、リンリンの身に野球選手あるあるの体の故障。その原因は…。 ウェイウェイとリンリンの絆は思いの外感動させる。 リンリンをスカウトしたエージェント。当初は金目的だったが…。 リンリンを利用して“野球”という賭博で己の利益しか考えてない球団上層部。 日本から巨人と中日のスカウト合戦。(中日オーナー役でオダギリジョーがオカッパ怪演) 社会風刺もチクリ。 サーカスにはもう一頭ゴリラが。凶暴な性格のマウンテンゴリラ。 この時点でオチは何となく予想出来た。つまり、目には目を、ゴリラには…。 リンリンの快進撃で勢いづくチームだが、全てが上手くいく訳なく。ある時リンリンが暴走して…。 リンリンの活躍ばかりでチーム個々の活躍はほとんど描かれず。 ツッコミ所は言うまでもなく、展開が読めたり、登場人物の言動が時々よく分からなかったり難点も多々あるが、全体的には楽しめた。 何より、リンリンの可愛らしくて穏やかな表情や姿には難癖付けられないや。
もうめちゃくちゃww
ストーリーを読んだ時からばからしいなと思って見てましたが本当にばからしかったですww まずゴリラは野球できないでしょw 塁間を回るのは無理だと思います。中日と読売が出てきたのはびっくりでした。中日のオーナーがなぜかオダギリジョーでなぜかオカッパ頭の変なメガネでしたねww かなり長く感じましたし最後まで退屈でした。最後の方の野球ボールが粉砕するところは、ばからしすぎて笑ってしまいました。全体的に悪い意味で笑える映画だったと思います。
「アパッチ野球軍」や「アストロ球団」みたいなトンデモ野球を想像して...
「アパッチ野球軍」や「アストロ球団」みたいなトンデモ野球を想像していましたけど、意外と普通(いやじゅうぶんトンデモ)。 ゴリラはフルCG、非常によく出来ていて違和感なし。 日本からゴリラを引き抜きに来るんですが、なんと「読売」と我らが「中日ドラゴンズ」(笑) 中日のオーナー「伊藤」役は韓国で人気の「オダギリジョー」 ハッキリ言って敵役ですが、いい味出してます。 ハートウォーミングなスポーツコメディ。 テカ、 野球のルールってあんなだったけ?
予想外で面白かった。
ゴリラ+プロ野球の発想が大胆で借りて観て意外にストーリーも良く笑いあり、感動もありCGも違和感もなくかなり出来上がってると思う。お金もかかってる分内容も負けてない映画でした。カメオ出演なのかオダギリジョーが変な頭で出演してるのにはガッカリしましたけど。時々韓国映画に出演してる分中日ドラゴンズオーナー役なのだからマトモなキャラで出て欲しかった。さすがにドラゴンズに失礼だと思う。巨人オーナーがマトモな分に(笑)
ゴリさん万歳!でも…
もっとトンデモを期待していたのだけど… 完全にゴリラにKOされる悔しさったら! このネタでもキッチリ仕上げてくる彼の国クオリティに改めて脱帽。 完全に発想勝ち、そしてそれを実現した事に拍手。 CGゴリラの仕上がりもバッチリだし、小気味良いテンポと見せ場作りも見事。 若干反日の匂いを感じさせるも… オダギリジョーの「コレで金貰えるんだ、ハハッ」級の超省エネ演技でチャラ!笑 異種交流ものとしても、野球映画としても、スポ根ものとしても見事に仕上がった… まさに異相の快作。 ただ、ただ一つね…吹替えが最悪! 少なくとも三カ国語が飛び交うから。 吹替公開という判断は仕方ないにしても。 アニメ声は要らない! 演技に演技を被せるな! 主役二人のアテが余りに酷く、最後まで乗り切れ無かった事は記しておきます。
フルCGのゴリラは獣臭さが滲み出る程にリアル。
良かった。 馬鹿が考えたアイデアを金・技術・時間を注ぎ込んでそのまま実現。 制作期間4年のフルCGゴリラは無茶苦茶リアル。 佇まいの威圧感、そしてボリューム感のある毛並。 近接距離での腕毛のうち一本ヒョロッと伸びた縮れ白毛を観た時は思わず感心しました。 静止画のみならず、動きも自然かつダイナミック。 特にミスターGOの打席シーン。 ボールが打球に当たる瞬間のスウィング、そしてバットに当たりカッ飛ぶ打球はスピード感もあり迫力満点。 「ゴリラが野球をしたら!?」という荒唐無稽な設定を“自然に”観ることが出来る、この不自然さ。 (良い意味での)馬鹿さ加減にグッときました。 話自体はゴリラが野球する。 …以上でも以下でもなく。 若干のサプライズはありますが殆ど想定通り。 そういう意味では安心して観ることが出来るかと。 あとエージェントとの酒盛り&泥酔場面、好きでした。 ゴリラが投げて、ゴリラが打つ、そしてゴリラが走る本作。 兎にも角にも獣臭さが滲み出る程にリアルなゴリラを心行くまで堪能できます。 オススメです。
球史に残る結末。誰も観たことのない野球映画!!
【賛否両論チェック】 賛:人間とゴリラの駆け引きが痛快。「そう来たか!!」となる衝撃のクライマックス。意外と深いテーマも。 否:主人公の言動は、割と好みが分かれそうなところ。野球の知識もあった方が面白い。 設定は面白すぎですね(笑)。フルCGのゴリラと人間の知恵比べが笑いを誘います。ラストは思わず「そう来ましたか!!」っていう感じです(笑)。とはいえ、ただのコメディにとどまらず、始めはお金を稼ぐことに執着していたウィウィやチュンスが、ひたむきなリンリンの姿に触れ、少しずつ変わっていく様子が印象的に写ります。 野球好きでないとなかなかお気に召さないかもしれませんが、一癖も二癖もある作品ですので、是非ご覧になってみて下さい。 ちなみに本作では、実在の韓国人メジャーリーガーが出演されていたり、中日ドラゴンズのオーナー役でオダギリジョーさんが出ていたりするので、その辺りも要チェックです。
予備知識なしで、単純に観てもらいたい
僕としては韓国で公開された一年前より期待していた作品。韓国の興行成績は同時期の公開された「スノーピアサー」より低い成績だった。しかしそんなことより、とにかく面白さは一番ですね(笑) 話はシンプル。ゴリラが韓国野球に入団して活躍する。まさに30〜40年前に水島新司作品の「野球狂の詩」のゴリラが阪神に入団して活躍後、大リーグへ移籍して再び活躍。一年後帰国したが、身体がボロボロで、結局元の生活に戻る、と、いう話と一緒。当時はまさかと思っていた内容が、映画になるとは(笑) この映画の成功は、先ずは脚本の勝利かな。全ての説明の導入部分が、最初の30分に詰め込まれていること。しかもグダグダ感がない。だから映画に入りやすい。 二つ目は期待通りのCGの完成度の高さ。違和感全くなし。ゴリラの毛がなびくまですごいです(笑) あえて苦言を言うなら、少女時代のテヨンの主題歌「BYE」が劇中で少ししか流れないことかな(笑)あのシーンではもう少し長く聞きたかった。最後のクレジットでは長く流れますがね。 それとオダキリジョーかな(笑)あの格好は何をイメージにしたのか不思議。僕には吉本新喜劇のバカ息子に見えました。間違っても球団オーナーではないね。 シンプルに野球が好きで、映画が好きな人に勧めたい。絶対うけますね。 最後に本当にこんなゴリラが日本にも来て欲しいです(笑)特に最近タイムリー不足の在阪のセリーグ球団には、漫画の題材になった流れで、本当にして欲しいですね(笑)しかし無理かな?韓国よりもっと儲け主義だから、売り上げの分配で揉めるの必死かな? こんなに笑って、少しほろっとなった映画は、2時間が一瞬に過ぎて行きました。
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