「繊細で丁寧。」ソロモンの偽証 前篇・事件 おけすちさんの映画レビュー(感想・評価)
繊細で丁寧。
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良かった。中学生の触れただけで壊れそうな繊細さがよく表現されていたと思う。
成島出監督ということで、慌てて原作を読み始めたけど時間がなく(言い訳)事件編の下巻途中で鑑賞しました。
先ず時代背景を変更してないところがよかった。これが別の監督だと、パソコンやケータイを安直に登場させていたかも。冒頭のシーンで「こ、これが涼子…?」と思ったけど、あーなるほどこれはうまいなーと。
省略された人物もいますが、配役は概ね(私的には)イメージどうりでした。生徒役の皆さんの演技も素晴らしかった。
欲をいえば、藤野父の刑事としての描写をもう少し観たかった。とはいえ、やはり演出は期待通りの見応えで、台詞は重さを感じさせるものがあった。この質なら後編も期待できます。原作をちんたら読みながら楽しみに待ちたい。成島出はよい。
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