劇場公開日 2015年3月7日

  • 予告編を見る

「一本の映画として、成り立っていない」ソロモンの偽証 前篇・事件 年間100本を劇場で観るシネオさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5一本の映画として、成り立っていない

2015年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

宮部さんの原作なので、
伏線が張られた謎解きを期待しましたが、
ミステリーではありません。
告発文の差出人も分かってるし、
謎もありません。
これから何を暴くのだろうと。
突然学校裁判をするという設定も、
無理がありすぎて辛い。
原作読んでませんが、
後篇に真相の大どんでん返しが
あるのでしょうか?

脚本も、中学生のリアルが表現されてない。
おいおい、
そんな立派なこと言わないよってカンジw
主役とニキビの女の子の演技は
迫力ありましたが、
周りの子は学芸会レベル。
オーディションではなく、
キャリアをあてるべきだったのでは。
せっかくのベテラン陣も大袈裟で、
茶番感溢れてる。
昔のドラマ的な演出は、
監督の狙いなのでしょうか。

そして、終盤はかなり乱暴。
前篇とはいえ、
一本の映画として成り立っていない。
この中途半端さに、ため息。
もう後篇は気にならないので、
ビデオになってから観ます。

年間100本を劇場で観るシネオ