「“開かされる手と秘められる手”。ド派手なアクションで紡がれる、華麗なトリック。」チェイス! 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
“開かされる手と秘められる手”。ド派手なアクションで紡がれる、華麗なトリック。
【賛否両論チェック】
賛:度肝を抜くスレスレのアクションの連続に、思わず息を飲む。華麗なトリックの正体や、そのトリック故に生まれてくるトラブルが、ストーリーをより盛り上げていく。切ないラストも魅力。
否:お話が長くて、観ていて疲れそう。歌やダンスが入ったり、雰囲気が急にガラッと変わるのも、好みが分かれるところか。
まず、アクションが桁外れなのに驚きです。重力無視のド派手なアクションに、圧倒されること請け合いです。そして、さすがインド映画なだけあって、絶妙なタイミングで入ってくる歌とダンスが、思いのほか魅了されてしまいます。意外性のあるトリックも、個人的には好きですね(笑)。
難点を挙げるとすれば、如何せんお話が長いこと。展開も、前半はサスペンス色が強いのに比べて、後半は急にコミカル要素やラブロマンスが加わってくるのも、評価が分かれるところでしょうか。
何はともあれ、ハラハラして→笑って→少し泣ける、そんな作品です。長いので、お時間がある時に是非ご覧下さい。
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