「アメコミの悪役みたい(笑)」トランセンデンス ひなひこさんの映画レビュー(感想・評価)
アメコミの悪役みたい(笑)
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アメコミの悪役のようだ。
ジョニー・デップは基本、巨大な力を獲得しただけの、大儀なき善良で狭視的な愛情を持つ典型的なアメコミの悪役。
しかし、この世界にヒーローはいなくて本来なら悪役の業や悲しみを理解してくれる正義の主人公がいないから、悪役を倒す側の人間がゲス野郎ばっかりで、ジョニー・デップの愛情やら、思いやらはどこにも昇華されない。
それがこの映画のモヤモヤする読後感の正体だろう。
っていうか、正義側(人類側)が本当にゲスやクズばっかり(女房込み)で、まさに「悪貨は良貨を駆逐する」の見本のようだ。
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