「バランスの良い作品」楽園追放 Expelled from Paradise おでんさんの映画レビュー(感想・評価)
バランスの良い作品
リバイバル上映で。
虚淵玄が脚本で、水島精二が監督、と、大好きなクリエイター2人なので、気になっていた作品。なんというか、バランスの良い作品かな〜、と。
もちろん、バリバリのSFだし、ロリ巨乳だし、一般受けする作品ではない。けど、PSYCHO-PASSのように設定厨でもなく、ガルパンのようなディテール厨でもなく、ストーリーとキャラクターと世界観が、バランス良く1本の映画になっている、と感じました。
最初はアンジェラとディンゴに2人、途中でフロンティアセッターが入っても3人で殆どのストーリーを転がしており、演出と脚本が難しかったろうな〜と。ここが見事だったので、かえって見せ場だったバトルシーンが冗長にも感じました。
アンジェラはなんだか「ちょびっツ」だし、フロンティアセッターは「ジェイムスン型」だし、ディンゴもどっかで見たようなキャラクター。全くパクリではないのですが、心地よい既視感を感じます。ミサイル軌道が劇場版マクロスだな〜、と思ったら、ちゃんと「モーションアドバイザー(だったかな?) 板野一郎」ってクレジットされていて、驚きました。
再来年に新作が観れる、とのことで楽しみです。
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