「みんな別人。ナルトは悪者扱い。イルカは無神経な人物に。」THE LAST NARUTO THE MOVIE nanashiさんの映画レビュー(感想・評価)
みんな別人。ナルトは悪者扱い。イルカは無神経な人物に。
酷い。とにかく酷い。言いたいことが多いので箇条書き。
ナルトについて
・まず、冒頭からひたすら片想いに気づいてもらえないヒナタ可哀想ナルトサイテーといわんばかりの描写。
・周囲のキャラが不自然なほどヒナタの恋愛事情ばかり気にかけてナルトの気持ちは一切確認されない。ただナルトが悪者扱い。
・突如後付けで登場する母親からもらった大事なマフラーも、ヒナタが嫉妬するスパイスに使われて終わり。
・あれだけ諦めることを知らず里を守るため友のために戦ったナルトがヒナタに振られただけで任務を放棄しかけて叱られる。里どころか地球の危機なのにヒナタのことしか考えていない。よき理解者であるはずのサスケ、イルカ、第七班などについてはナルトの中でなかったことにされたようにほとんど出てこない。
ヒナタ
・妹が拐われ父も行方不明なのに夜中にマフラーをひたすら編むキャラにされる。敵地なんだから普通は夜見張りを立てそれ以外の時間は休んで体調をベストに整えるのが忍者では?しかも敵に狙われてるんだよね?緊張感が全く伝わってこない。
・ヒナタのよさはナルトへの一途さも一要素だけど、任務や家族そっちのけでナルトナルトなキャラじゃない。
イルカ
・地球最後の日に一緒にいたい人の名前を書くこと!と両親を無くした子供たちや村中から嫌われているナルトに意味不明な課題を無理強いする無神経キャラに。しかもそのシーンが繰り返し流れる。
カカシ
・月の欠片が落ちてきても微動だにせずただ黙って見ていて、サスケに助けられるだけの置物になってる。
その他
・地球の危機なのにその原因を把握し対処に向かったのがたった四人。
・重大な地球の危機の原因を突き止めながら報告を一切行わない。もちろん援軍もおくられない。
・それらの不手際がなければもっと被害を抑えられたのでは?
・里同士和解したはずが協力もせずそれぞれ好き勝手に場当たり的な対処をする無能描写
・最初から最後までナルトとヒナタの恋愛のみ。他はすべておまけ。その上ナルトもヒナタも悪い意味で別人。もっと他に書くことたくさんあったでしょ?本当にそれだけなの?
この他にもたくさんあるけど書ききれない。
こんな気持ちになるなら見なければよかった。