俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨークのレビュー・感想・評価
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豪華キャスト以外見るところなし
ウィル・ファレルが日本で受けない理由は、くどさと下品さ、知性のなさだと確信した映画です。
ニューヨークに乗り込んだ田舎者が黒人の上司にブラックを連発するやりとりには、不快を通り越して心がフリーズしました。どうしてこれだけの豪華キャストを集結できるのか。日本でいうと志村けんさんのような存在なんですかね。
とにかく、意外なスターがカメオであちこちに出ていますから、それを発見する楽しみはありますよ。
一部に障害者に対する偏見がある事は断らなければ。
視聴率の勝負?!
つまり、ラジオ局で良いと言ってるのか?それはそれで良いが。
日本国に於いてはAIのアナウンサーを採用するようだが、良いじゃ無い♥
ついでだから、ニュースからドキュメンタリー制作まで、全てAIにして、事件はロボットにヤラせる。なんて、アイザック・アシモフ先生には内緒で全部お膳立てすれば、経費うきますよ。もっとも、誰のために報道するのか?って言われると思いますけどね。
アナウンサーをAIにしてしまう発想はドコの国営放送でもやったんですかね。まぁ、僕はテレビないからどうでも良いが。
兎に角、ギャグが面白く無い。
やっぱり、イギリス的なギャグはイギリス人に任せるべきだね。全くセンスが無い。日本人はこっちの米国式を採用している。
やっぱり下らないけど笑っちゃう
前作同様につい笑っちゃう。冒頭から下ネタ、差別ネタ満載だけど、不思議と嫌味がない。前作から結婚し、子供もいる主人公。こんな親がいるだけで笑える。前作同様、調子に乗る→仲間からも見放され→改心して、大円団。の流れだが、今回は親子愛、現状のニュースへの風刺も盛り込まれてる。カメオ出演にマリオン・コティヤールとリーアム・ニーソンが出てるのが楽しめた。
ハリソン・フォード、ウィル・スミス、リーアム・ニーソンといった豪華なゲスト!
前作から数年後の1979年。ニューヨークのWBC局でロンはベロニカとともにニュースキャスターを務めていたが、社長からいきなり解雇されたロン。一人寂しくイルカショーの司会をやったりしていたが、下品すぎて子供からもブーイング。そんなところへ新しく24時間ニュースの作るコアラ航空資本のGNN局がロンを勧誘。かつての仲間が集結して臨むものの、若手人気キャスターのジャック・ライムがいるため深夜枠でのスタートとなるが・・・といったストーリー。
やはり前半は下品で緩い展開で、特にチャンプがレイシストの本領発揮したりロンや他の仲間も黒人差別気味。続編はやっぱりだめかな~などと思っていたら、やっぱりやってくれたアダム・マッケイ。地球温暖化や中国が経済大国になるとかのネタも良かったけど、開眼してからのロンのコメントは今に通ずるメディア批判。カーチェイスや動物ネタ、有名人の不倫ネタばかり放送してるニュース(実はロンたちが始めたんだけど)を批判し始めるのだ。
「こんなのニュースじゃない!本当のニュースは権力が腐敗しないよう、視聴者に知らせることだ。もし権力がニュースが握ったら?」とギャグ路線からの転換。さすがはマッケイ。この痛烈なメッセージは現代にも言える!というより、現代に向けたメッセージ。この後に『マネー・ショート』や『バイス』へと社会派監督として転換するのも頷ける。
ストーリーもどうなることかと思ったけど、各局のキャスター対決はやはり登場した!しかも国際的にBBC、MTV、カナダ局などなど、7チームが戦闘を始めてしまうのだ。ウィル・スミスも面白いけど、最高だったのがヒストリー・チャンネルのリーアム・ニーソン。大爆笑必至だ!
音楽も前作以上に80年前後のヒット曲を使っていて、クリストファー・クロスから始まりスティーブ・ミラー・バンドで締めくくる。もう、音楽だけでもお腹いっぱい。70~80年代に青春時代を送った方は懐かしくて堪らないはずだ。もう、視聴率なんてどうだっていい。個人的には『ネットワーク』(1976)よりも絶対にいいと思います。
アメリカニュース界への痛烈な皮肉
中身はどうしようも無いくらい下らないが、アメリカのニュース事情への笑えないブラックジョークも含まれている。
ニュースとは本来、知るべきことを伝え、権力の暴走から民衆を守るべき監視役となるべきだが、商業主義に徹したことで、その役割を忘れ、ただひたすら民衆が知りたい情報=気持ちよくなれる情報のみを垂れ流す存在となりはてた。
そういう現場への痛烈な批判も含まれている。まあ、それ込みで、批判自体もエンターテイメントとしているとも言えるけど。
ただ、それを理解すればするほど、決して笑えないはずだ。
珍ニュースの時間です
1970年代を舞台にローカルTV局のニュースキャスターの騒動を描いた日本劇場未公開全米大ヒットコメディの続編。
前作は見たけどもう随分前。続編も約10年ぶり。
面白かった印象は残ってるけど、詳細はほとんど覚えてないや。
地元のTV局をクビになったロンに、NYのTV局からスカウト。かつての仲間を集め、いざNYに殴り込み…!
破天荒ニュースキャスターが花形ニュースキャスターと視聴率勝負!
しかも、あっちはゴールデン、こっちは深夜。
まともにやっても勝てない、そこで前例の無い方法で。
何と何と勝ち、スターキャスターに。
が、天狗になって…。
話は単純、前作を覚えてなくとも見れるのが有り難い。
多くを失った時、大切なものを見つめ直す…という要素もあるものの、基本はハチャメチャドタバタコメディ。
スローモーションの転倒車内はウケた。
主演ウィル・フェレルのクドイ笑いが炸裂。
意味不明な言動のスティーヴ・カレルも笑いをさらう。
カレルと監督のアダム・マッケイは本作の後オスカーノミネート、ポール・ラッドはスーパーヒーローに抜擢。
今もコメディ一本で未公開作でしか会えないフェレルに天晴れ!?
クライマックスがびっくり展開。もはやSF? シュール?
このシーンで出るわ出るわの豪華カメオ出演。
さながらこのシーン、各局の熾烈な視聴率争いを表しているのなら痛烈。
10年越しの続編は
何でもこの続編の製作は、ウィル・フェレルたっての希望だったらしいのだが、2004年の前作から、周辺の環境が激変したのは、お天気キャスターブリックを演じているスティーヴ・カレルだろう。
彼は2005年の『40歳の童貞男』の成功によって、正に主役級のスター俳優の仲間入りをした。
そういう大人の事情もあってなのか、4人組のブライアン、チャンプをそれぞれ演じるポール・ラッド、デヴィッド・ケックナーの二人の影が薄くなってしまっている印象。
しかし、スティーヴ・カレルのキャラクターを膨らませるために用意されたであろう彼が一目惚れするチャニ(クリスティン・ウィグ)のキャラクターは浮いているし、ロン(ウィル・フェレル)が連発する人種差別ジョークも正直笑えなかった。
豪華なキャスト大集合といった感じの終盤のバトルシーンもどうやらお約束らしいのだが、このシーン自体必要だったかというと疑問。
今ではすっかり当たり前になった24時間ニュースチャンネルやカーチェイスのライブ中継がロンの発案だったという設定はちょっと面白かった。
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