思い出のマーニーのレビュー・感想・評価
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誰かに愛されたいという少女達の叫び
1回目を見た時、なんか百合っぽいなと感じましたが、2回目を見た時印象が少し変わりました。
今作は、深く掘り下げると、寂しくて誰かを愛したい2人の少女の叫びの映画に感じる。
百合っぽく感じるのは何故だろうと考えた時、マーニーの声が大人びてるからのように感じました。
子供っぽかったら「大好き」という連呼する言葉も友達にいうような感じと、
親の愛情に恵まれなかった2人の(誰か愛したいという)叫びも伝わりやすかったと思う。
マーニーがアンナサイロに置き去りにしてって、アンナが許さない!って怒りに行ったシーン
「わたしを許して」ってマーニーが言っていた所、凄く勝手!と思ったけれど、
エミリに対する気持ちだったのかな…?
それだったら、マーニー全然アンナの事直視してないなと悲しく思える。
ファンタジスタ!?
すげーファンタジーかと思ったら、
最後に伏線回収するやん!ジブリやるな!!
所々思う点はあるけど、観ておいて良かったなって思った!
まああんな所裸足ではあるけんよ。
ズタボロになるよ、田舎なめんな
珍しい主人公
ジブリの主人公は明るくて優しくて行動力があって、憧れる尊敬されるような主人公が多いイメージであったけれど、思い出のマーニーの主人公は闇を抱えている少女だ。
現代社会で増加している不登校や、人間関係を上手く築けていない様子である。
最初に輪には内側と外側がある。私は外側の人間だ。という話があるが、1回でも外側の人間だと感じたことがある人は共感ができる話であったように思う。
勇気を出したけど傷つき。そんな自分が嫌になる連鎖。優しい言葉でさえもプレッシャーに感じる様子。
難しい心理描写を描いていて、風景も綺麗で観て良かったと思う。
後味の良い作品です。
それほど期待はしてなかったんですが、結構後味が良い作品でした。ストーリー的なドッキリもあったし。
これなら、宮崎さんじゃなくてもジブリ作品観たくなるなー、と思わせる作品でした・・が、どうやらジブリはもう長編作品は作らないと決定してしまったみたい。。
本当に残念です。
決定を覆してくれないかな・・?
久しぶりのヒット作でした
完全にノーマークな映画で何の期待もしないで観ました。
終始不思議な世界観で?はてなマークの連続でしたがラストまでにすべて解りやすく繋がります。
背景の絵のセンスが抜群です。
ホームランは出ませんが、常にバントをして細かく得点を稼いでくるイメージかもしれません。
マーニーの洋服はとても可愛く描かれています。
一見地味だけどとても素晴らしい作品で大好きになりました。
心が綺麗になるような作品
杏奈の心の成長に注目した作品。
実はシナリオは大体予想がついたのではある。
しかし、杏奈の成長、そしてマーニーとは本当に何なのかを見る人に考えさせる作品だと思い、ここがこの作品の見所だと思う。
最後のシーンでさらに感慨に浸ることができるのか、それとも普通のシナリオの結末と見るのかが大きなこの作品を楽しめたかの違いのはず。
起承転結があるというよりは、常に動いている、見た人の中で生き続けている作品だと感じた。
個人的にはとても気に入った。
あとは普通に上手かったけど声優のゴリ押しがなぁ…。
作品としてはとてもおすすめです
起承転結よりも人の心の変化に重点をおいているためか、背景の説明や周...
起承転結よりも人の心の変化に重点をおいているためか、背景の説明や周辺人物の事情があまり描かれずふわっと終わっている。個人的に、ヒロインがなぜそれほどねじくれてるのか、ボートに乗せてくれたじいさんは何者なのか、そこはもっと説明がほしかった。
また、ジブリ作品の良さがあまり発揮されていない気がした。大ファンというほどでもないのでよく分からないけど、なんか過渡期の作品なのかな??と思わせるような半端さがあると感じた。
少しだけ物足りない…。
金ローで久々に鑑賞。2回目かな。
ジュブナイル的な雰囲気を感じさせる良い作品なんだけど、なんだか味気なく、終盤は説明的な内容がくどいというか、もう少し味わい深くしてほしかったと思わなくもない。
杏奈とマーニーの交流を通して杏奈が成長できた、ということに焦点を絞ったほうが個人的には良かったかなあと。
今回割と改めて印象的だったのは信子が良い奴でたまげたということ。笑
杏奈ちゃん、精神が不安定なのはわかるが身体的なことへの悪口はダメよ!私なら一生根にもつ…!
何度見ても好き。
湿っ地屋敷の住人と療養にきた少女の物語。
最後はまるっと優しさに包まれた気分になる。
ジブリでの舞台は札幌になってて、声優の松嶋さん、TEAM NACS、養子構成でちょっぴり「なつぞら」感。
劇場鑑賞以来おそらく2度目。 幼い頃の不幸から自分を嫌いになってし...
劇場鑑賞以来おそらく2度目。
幼い頃の不幸から自分を嫌いになってしまった少女の再生物語。
夢か現実かわかったようでわからない世界観、謎も多い。しかしこの百合の世界に興味が湧いて来ます。なんたってマーニーが可愛い。
が、この映画、1番偉いのは、ふとっちよ豚と罵声を浴びせられながらも受け止めた信子だ(笑)
ラストの雰囲気ある主題歌がいいのだがぶち切られてたな。TVってそんなのが残念。
あまり驚けなかったので点数は低め、でも悪くはない
初鑑賞。
少女の成長物語としてはなかなかいいんじゃないかな。
ただし、驚きの事実!ってところが、まーそうでしょうねって感じになってしまったのが残念なところ。
あと、序盤で杏奈が悩んでいたり、学校でどんな扱いをされているのかをもう少し描いておいてくれるとありがたかった。
もしかして地上波だったからカットされてたのかな…。
それにしても、誰が監督やったって食べ物を美味しそうにアニメ化するのがジブリのすごいところ。本作もスイカやトマトの美味しそうなこと。継承されるべき技術だ。
米林監督
傑作を残してる。
心の内面に刺さる作品。
分からないと言ってる人は、まだ天才宮崎駿を期待してしまう人か、頭が相当悪い人でしょう。
なにも難しくないから、予備知識に惑わされず、アニメにしかできない空想の世界にただ浸ってみてください。
何年後かにまた思い出すような、とてもいい作品です。
良く分からなかった
自分は好みとしては良く分からなかったな。
公開当初からのイメージ通りよく分からないという感想。
ただそれぞれ個人の尺度があるので、これを大好きな人もいるんだろうし、大嫌いな人もいるだろうし、賛否分かれるだろうなと思った。
最後まで見ると思っていたよりおもしろい! 主人公の設定とか、マーニ...
最後まで見ると思っていたよりおもしろい!
主人公の設定とか、マーニーの過去とか、暗めだけど、最終的には、とてもすっきり繋がって終わるのがいい♩
笑顔になって良かった
悲しい出来事やをいつまでも引きずっていたり、自分の今の環境を嘆いていたって何もはじまらない。
杏奈がマーニと出会いある不思議な体験をして、自分を見つめ直し悲しみやわだかまりを乗り越えていく物語。
無表情な杏奈が最後には笑顔になって良かったです。
最初は自殺隠喩系かと思った。。
外国人作家の児童文学をスタジオジブリが映画化したんですねえ。確かに児童文学な感じだ!
北海道のもにわという土地や洋館の世界観はよかったけど、いかんせんキャラクターの感情表現とか音の演出が微妙で感情移入できない類だなあ。。
まぁワシ、児童でも女子でもないけど。
ジブリで言うと”ゲド戦記”がかなりそんな感じで厳しかったけど、今回のこれはそこまで嫌な感じではなく、普通に観れるアニメでしたよ。
【マーニーと杏奈の友情を美しく、幻想的なトーンで描くほろ苦きファンタジー。】
”湿っ地屋敷に暮らす人たち”
・マーニーの父母、老婦人、世話係
”湿っ地屋敷に越して来た人たち”
・彩香と武(兄妹)
療養のため、湿っ地屋敷の近くに来た杏奈
夫々、自由になれない事情を抱えた杏奈とマーニーの不思議な友情を、二人の周囲の人々の姿も印象深く描いた品の良いファンタジー。
<自然を描いた、美しき絵のトーンも印象的>
・森の中に差し込む光の中のマーニーと杏奈
・海辺の夕景と小舟の中のマーニーと杏奈
・朧月夜の海辺のマーニーと杏奈
二人の関係性の成り行きが少しほろ苦いですが、記憶に刻まれた作品。
<2014年7月19日 劇場にて鑑賞>
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