「どん底の映画」悪童日記 shadow-81さんの映画レビュー(感想・評価)
どん底の映画
内容は、よしたださんという方のレビューが的確と思われ、そちらを読めば十分ですので、私は雑感のみ。
かなり暗い作品です。
原作の作家はとことんまで人間に絶望した方なんでしょうね。
ここまで落ち込む映画も久々です。
映画的につまらない、下手ということは全くなく、テンポも良くカットも凝っており、音響効果は素晴らしいです。
しかし、ラストも含めてあそこまで救いが無いとき、それでも人間に生きる意味はあるのでしょうか。
何があっても生き抜くという、ヨーロッパの特に厳しい環境からくる生存本能、個人主義の極北のような気がして、うすら寒い感じを受けました。
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