劇場公開日 2014年12月13日

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「タイトルが印象うすくて忘れてしまう」おやすみなさいを言いたくて 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0タイトルが印象うすくて忘れてしまう

2015年6月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

現場で起こっている真実を伝える使命感をもつ彼女。それを世界に発信することが責務ならば、目の前で起ころうとしているに介入してはいけない。(だから、爆弾破裂を叫んだりしてはいけない)
その仕事のリスクを理解してるなら、家族を持ってはいけない。(なので、この設定に不満ですが)
目の前で起きてることをひたすら伝える発信者に徹しなければならない。(だからこそ取材が許される場合もある)

誰かがなにかを犠牲にしているからこそ、世界中で起きていることを、僕らはメディアから知ることができる。
だけど、その行為を「傲慢」だと思えてしまう僕の感覚は、おかしいのだろうか?
レベッカが最後、おそらく自殺テロを決行しようとする少女と自分の娘が被ったがために泣き崩れる。
それさえも、おい今さらかよ、って彼女の「傲慢」に失笑してしまった。
失笑する僕自身も「傲慢」なのだろう。

栗太郎