「訳が分かりませんが、昔からある子供の遊びを、命懸けでやるところが面白かった。」神さまの言うとおり Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
訳が分かりませんが、昔からある子供の遊びを、命懸けでやるところが面白かった。
週刊少年マガジンに「神さまの言うとおり弐」が現在連載中です
私は2から入って、1を読んだのですが、マンガの方はなかなか面白かった。
ステージ3までは、原作どおりで、ステージ4からは映画のオリジナルです。
ごく普通の高校生、高畑は、平凡な毎日に飽き飽きしていて、刺激を求めていた。ある日突然、授業中にダルマが現れ、授業中の先生を殺し、負けたら即死の「ダルマさんが転んだ」を始める。次々に殺されていくクラスメート達。なんとか生き残った高畑は、他のクラスで、同様に生き残った仲間と共に、次々と登場する、おみやげの定番の置物みたいな怪物達と、生死を賭けたゲームをすることになる。
昔からある子供の遊びを、命懸けでやるところが面白い。
現実的に考えて、自分でやるのは絶対にいやだけれど、他人がやっているのを見るのはかなり面白いし、笑える。
設定に関する説明は一切なく、訳が分からないけれど、最初にダルマが出てきて、負けたら即死の「ダルマさんが転んだ」では、そんなことはどうでもいいような気になる。
次々に登場する、おみやげの定番の置物みたいな怪物が、しりとりの順番に出てくるし、定番でなじみがある。
場面も、基本的に1ステージ、1場面だから、覚えやすい。
原作マンガの方が、テンポがあって面白いけれど、記憶に残るのは実写映画の方です。
普通の映画は、一本全部、細かいところまで一回見ただけで記憶するのは、かなり難しいけれど、この映画はできる。
そんなに面白くはないけれど、頭の中でリピートして楽しめるから、けっこうお得な映画だと思う。
あと、怪物の声を担当している人が変です。
見ていない人は、調べてから見ると、さらに面白くなると思う。