「これは恋愛映画ではない。」her 世界でひとつの彼女 mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)
これは恋愛映画ではない。
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この作品は見出した時の印象と鑑賞後の印象が全く違う。特にAIの進化が急速な上昇曲線を描き始めた時から、明らかに人類のステージを超えた別の知性体と変化していく様は悲恋に隠れた恐怖として、かつて経験したことのない底なし沼を垣間見る事となる。その先にあるのは知性の神性ではなく、劣勢の知性では理解の及ばぬ倫理観に支配された世界であることを思い知らされる映画である。傑作である。
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