インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌のレビュー・感想・評価
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予告もなにもみずみたんだけどまさかショングッドマンの変人キャラを拝...
予告もなにもみずみたんだけどまさかショングッドマンの変人キャラを拝めるとは思ってなかった笑
何故だか、もう一度見たくなる映画
コーエン兄弟の作品って、見終わった後に、何故だか無性にもう一度見たくなる作品が多い気がする。個人的には、トゥルーグリットやバーバーがそうだった。終わり方が印象的だったり、細かな伏線が張り巡らされているので、また見て確認したくなるからかな?
本作は、オープニングシーンとラストシーンの使われ方が印象的だが、ラストシーンはオープニングとは違った仕掛けが用意されており、後味がとても味わい深い。
うん、いい映画だ!
ティンバーレイク
コーエン兄弟。ジャスティンティンバーレイクが出てることに全く気づかず。あとから、あーあいつかと分かったのだけれど、ティンバーレイクおそるべし。実は今最も充実したフィルモグラフィーを持つ俳優だったりするんじゃないかしらん。
とても良くできたネコ映画&イタい男映画
とても良くできたネコ映画&イタい男映画.キャリー・マリガン出てなかったらスルーしてたが観てよかった,さすがコーエン兄弟.マリガンは(ある意味)ビッチ役なのに好アシスト.
ちょっとだけ、転がった
行き場が無いようなそうでもないような、歌うこと以外はだらしない男の、トホホホな一週間のお話。
面白かったです、ネコが名演技でした。
溜めに溜めたツケに背中をど突かれて、ちょっとだけは転がったようにも見えるけど。終わり方が粋で良かったです。
スタジオのシーンは素晴らしい才能の競演にワクワク、これだけで観たかいがあったと思いました。
シカゴに向かう車に同乗していたジョン・グッドマン、ギャレット・ヘドランドのコンビも印象的、ギャレット・ヘドランドの起用が面白いです。
夢を追う、うまくいかない日々
諦められない、忘れられない、離れられない、けれどうまくいかない。
成功したい、音楽で食っていきたい、幸せを手にしたい、だけどそれが叶わない。
離れようとしては夢を追う道に戻る不器用なフォークシンガーの生き様は、何が幸せなのかをしみじみと考えさせる。
諦めた時が、夢から覚めてしまう時。けれど現実から目を背けて現実を生きることは、やはりしんどい。
売れない歌手のエレジー
これ、ルーウィン・デイヴィスって男の身に起きた、たった一週間の出来事なんですね。俺また十数日か、下手すりゃ一カ月間ぐらいの話だと思ってて。それぐらいに濃密なんですよ、彼の一日が。
ルーウィン・デイヴィスは売れないフォークシンガーで、売れないレーベルで売れないレコード出して、その印税をアテにしてるんですけど、肝心の印税がまず入ってこないという。金ないから店で数曲歌って日銭稼ぎ。住む場所もない住所不定だから友人宅を転々と回る日々。そうしてただ必死に一日を生きてるってだけなのに何故かいつもトラブル続き。口論になったオーディエンスにボコボコに殴られるわ、何故か知人の猫を預かることになるわ、その猫が逃げるわ、同業の女性を妊娠させるわ……毎日イイコトが殆ど起きないという。おまけに日々の暮らしにストレス溜まって時々情緒不安定。時々ブチ切れて人間関係台無し。そして(多分)自己嫌悪。まあ愛すべきクズ野郎ですね。
で、これ、そういうシニカルなコメディ映画ではあるんですけども、ルーウィン・デイヴィスってキャラクターが1960年代、ニューヨークを拠点に活躍した実在のフォークシンガーをモデルにしてるらしくてですね、登場人物達が歌うのも映画の特徴で。そこで特筆すべきが主演のオスカー・アイザックなんですね。彼の歌唱力が凄まじいんです。本当に歌手だったんじゃね?てぐらいめちゃくちゃ歌が上手いしギターも上手い。劇中の彼はフォークシンガーって設定だから勿論よく歌うんですけど、その歌がガチでこれで飯食ってけるんじゃね?てレベル。プロ並です。そこにビックリしちゃいました。その辺も注目して観ると楽しいかもしれません。
とある男の哀愁漂う一週間。楽しかったです。
フォークの素晴らしさにどっぷり!!!!!
60年代のニューヨークでのストーリーでしたが、撮影自体が近年代調っぽくて、あまり60年代の雰囲気を感じられなかったのが少し残念...
それでも劇中の使用曲に終始ウットリしちゃう程フォークの素晴らしさを随所に感じて鳥肌たちまくりの作品!!!!!
また主人公のいい加減さが、今現在迷っている人達には、かなり共感出来るのかもしれない ((苦笑))
キャラクターが出演者各々に際立っていて、中でも突然主人公の相棒になった猫に終始微笑まされちゃいました!!!!!
コーエン兄弟監督の作品としてというよりも本当に彼等が作りたかった映画作品であり、今現在のフォーク~音楽シーンにモノ申す的な作品っぽくて、音楽好きには、たまらなく面白く興味深い作品なんぢゃぁないかな?!?!?
という気持ちになりますね v(*'-^*)^
そこまでいいと思わなかった。
音楽はいいし、時代の波に埋もれていく人々の様子を切なさや笑い、皮肉を込めて描かれているのもおもしろかったけど、そこまで高評価??というのが正直な感想です。
映画から読み取る素養に関しても、コーエン兄弟に関しても、フォークミュージックに関しても、リテラシーがなくてよく理解できてないんだと思います。
評価が高いだけに残念だった。
公式サイトのストーリーに、映画内で起こるエピソードがほぼ全部書いてあったので、確認作業になってしまったのも辛かった。けど、サイト見てなかったから、ラストかボブ・ディランの登場で時代の流れを表してることもわかんなかったわけで、一長一短だったけど。
フォークを聴くためだけに観ても良し
どうにもパッとしないフォークシンガー。
いい声してて、いい曲つくっても、日の目を見ること無く、消えていく。この世にゴマンといるであろう、才能のある無名人。
何をやってもうまくいかず、どんづまって、でも、今日も生きていく。
そんなじれったい毎日に色を添えるのが、フォークソング。
アメリカの荒涼とした大地をいく、けだるいドライブのシーンを見ていると、まさにここで生まれた音楽だと納得。
オスカー・アイザックは勿論良かったけど、ジャスティン・ティンバーレイクもやっぱり歌が上手いなあ。
ギターがいい。
コーエン兄弟の独特のテイストが戻ってきた。観ている間中、そのことばかり思っていた。
「ミラーズ・クロッシング」や「バートン・フィンク」の頃のコーエン兄弟である。
主人公は売れないフォーク歌手。彼の歌う歌に味がある。日本にもギター1本で歌う歌手はたくさんいるし、いい曲もたくさんある。
だが、ルーウィン・デイヴィス、引いてはオスカー・アイザックが歌う歌には思わず聞き入ってしまった。
大物プロデューサーに曲を聴いてもらって、その評価が「金にならんな」というのは、なんだかあてはまりすぎて、逆にドキッとしたほど。
ルーウィンも、もうやめよっか、と思うくらい。
いろんなことがルーウィンに降りかかってきて、八方塞がりなんだけど、まわりの人たちはみんなやさしい。
ルーウィンは、見ていると、歌が好きというわけでもない。歌っていると気が晴れるというわけでもない。でも歌う。
本当は生きがいがほしいから?
とりあえず生きている、という人にはけっこうささるかもしれない。
何度も反芻して楽しめるスルメのような映画
悲しくて笑えるというのは矛盾していますが、トホホな男のトホホな日々を描いた映画なのです。淡々としていて、決してドラマティックではない、ロードムーヴィーのような映画とも言えます。
とは言え、1961年のグリニッジヴィレッジのライブハウスの雰囲気がリアルに感じられて楽しいし、コーエン兄弟の仕込んだ小ネタが満載で、観終わった後、いろいろ思い出して、また観たくなります。
後でいろいろ語り合うためにも、猫好きの親しい人と一緒に見に行くことをお勧めします。
映像や佇まいは素晴らしいが…
60年代のヴィレッジの空気感が伝わってくるような端正な画作り、素晴らしい音楽、でもなんだか全くツキに見放された主人公。
ツイてなさっぷりに我が身を重ねて見たものの、スッキリはしなかったな…
最後にちょっと良い予感はあるけどね。
しかし、キャリー・マリガンが最高。
キュートだけど、浮かない顔してて、4 letter words連発で罵倒するとことかもうね…
思わず「罵倒されたい…」と思いましたよ、えぇ。
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