「ねこかわええ… AND 難しかった(追記あり)」インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
ねこかわええ… AND 難しかった(追記あり)
フォークミュージックにはあんまり興味ないし、コーエン兄弟がこれまでにどんな作品を作ってたかも知らないし、役者もキャリーマリガンしか知らない、というわたしがなぜこの映画を観たか。
それはどこかで秀逸なねこ映画だと聞きかじったからです。
キジトラ?茶トラ?のねこちゃんのかわええこと…頬が緩みまくりでした。
あんなおとなしく地下鉄乗って、流れる風景を見とれてるなんて!車の中でルーウィンの膝の上で、ルーウィンと一緒に振り向く所とか、かわゆすぎる…わたしにもなでなでさせて!
もし来世とかでまともな人間になれたら、絶対にねこと暮らしたいと、叶わないまま願いたい夢なのですよ。今生では多分無理だからさ、わたしダメ人間だからさ。
そういう意味ではもう文句なしの、猫充映画でした。満足です。
ちゃんちゃん。
で終わっても良いのですが。
見る側のリテラシーが問われる構成について、わからなかった側としての感想を述べます。
以下すごいネタバレです。
冒頭、ルーウィンの歌から始まって、出番が終わったら店主に「友達が裏に来てる」と言われたので外に出たら、多分知らん男がいて「昨日野次ったヤローか?」と言われ、ボコボコにされるです。
で、次のシーンから猫と友達の家で目覚めて、猫連れ出して………と続いてゆき、
初めに歌った店でまた歌うことになり、その前日に、店に来ていたルーウィンは、中年女性が歌うステージの最中に酷いヤジを飛ばしてステージをぶち壊しにし、店を追い出されます。
でも翌日にまたその店で歌ってる。昨日の今日でよくまぁ。店主優しいなぁ…おんなじ首吊りの歌やなぁ。なんて思っていたら、
またもや、出番が終わったら店主に「友達が裏に来てる」と言われたので外に出たら、多分知らん男がいて「昨日野次ったヤローか?」と言われ、ボコボコにされるです。夕べ野次った中年女性の夫にボコボコにされたんです。そしてエンドロールが流れて終了!
ということで冒頭のシークエンスが繰り返される構成だったんですが、
これって、どうゆうことなんでしょうか?
冒頭のは未来のことで、友達の家で目覚めて猫と会うところが時間軸としては、一番過去ってことなんですよね?
では冒頭とラストに2回同じシーンを繰り返した意図はなんだったんでしょうか…?
わからんかったです。そうゆうのを読み解くリテラシーがないんですねー。しょんぼりです。
ねこと出会ってからの、ついてなくて自業自得でためだめなルーウィンの旅は、大変楽しく堪能できましたが。
構成が理解できず、、、
勉強が足りませんなぁ。
あと、ねこのなまえがユリシーズだったことも何かの隠喩だと思われますが、わかんなかったです。以上。
ちゃんちゃん。
↑このように書いてから一週間。この映画の構成について考え続けてしまったのですが!ともだちともわからんよねーとかゆってたんですが!
わかったかも!ということで追記。
あれは、冒頭のは予知夢ですね。
夢で観てた→猫に起こされて一週間ついてない日々をすごした→らすとにボコボコ。あれ?なんかデジャブ…→夢でみたんだ!
で、説明できますね。なるほどなるほど!
すっきりした!
夢オチなんですなー!
お騒がせしました。