ローン・サバイバーのレビュー・感想・評価
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孤独な生存者
リアリティある戦闘シーンは只ならぬ意欲を感じます。実際に起こった事件、しかもその体験者までそばに居合わせているのだからスタッフの意気込みとと責任感は相当なものだったに違いありません。
ゆえに画面から感じる緊迫感に、凶弾に倒れていくネイビーシールズ4人の痛々しさと絶望感は凄まじかった。映画を見て久々に見るに堪えない思いをした気がする。
オープニングクレジットで映し出されるネイビーシールズを目指す青年たちの姿。生き残ったマーカスさん含むこの事件の犠牲者も同じように厳しい訓練に耐えて、入隊したのでしょう。その訓練に耐えた間柄こそ、仲間意識も相当高かったはず。
「俺の一部は、あの山で死んだ」という最後のセリフ。マーカスさんにとって、あの部隊がどれだけのものだったかがにじみ出ている一言だったと思います。
多少娯楽作としての味付けはされてはいるでしょうが、この「レッドウィング作戦」の真実を世間一般に知ってもらおうとするスタッフの意欲が感じ取れる作品だったと思います。
真実を語るために生かされた男
冒頭、SEALs(アメリカ海軍特殊部隊)の訓練模様が描かれるが、命を賭した職業を選んだ男たちの日課は想像を絶する。任務を遂行するための命懸けの訓練は、強い肉体と精神力を培うと同時に、仲間との厚い信頼関係も生む。作戦の成功のためには命を惜しまないが、同時に仲間を守る、見捨てない強い絆がSEALsの本当の力なのだとつくづく思う。
ちょっとしたアクシデントが命取りになる前線の怖さを、多彩なカメラワークで見せる戦闘シーンは現場にいるようだ。臨場感を出すためにハンディカメラを使ったぐらぐら揺れる画像を見せられる作品がよくあるが、この作品は流れるようなフットワークで岩だらけの戦場に引き込む力がある。CGによるヘリMH-47 (チヌーク)の重量感も迫力がある。
4人の隊員が出会ってしまった羊飼いたち。現在のようにメディアが発達していない時代でも解き放っただろうか? 今は、たとえ戦場であろうと民間人を殺したら、その事実はあっというまに世界中を駆け巡る。そういう意味では、抑制の効いた良き時代だ。
仏心が仇となって神に見離されるが、捨てる神あれば拾う神あり。
自らの命を代償に基地と無線連絡をとる仲間。そして「パシュトゥーンワーリ(パシュトゥーンの掟)」と呼ばれるアフガニスタンの多数派部族に伝わるルールが奇跡を呼ぶ。生還するものがいてこそ真実が語られる。
勇敢な兵士たち
実話を再現した映画ときいて、驚きました。こんなことが本当にあったのかと思うと、恐ろしいです。実際に1ヶ月間ぐらい自衛隊の訓練を俳優たちは受けたらしく、とてもリアルで、細かい動きも、私達が分からないくらいまでこっているのだと思います。
どうして生き残ることができたのか、なぜ助けれなかったのか、生と死のギリギリのところをとてもみてて伝わりました。とてもラストが感動的です
とってもアメリカナイズな映画
表題の通り、第一印象がそんな感じ。
あまり闘いメインの映画は観ない方なので知識が浅いのかも知れませんが、知る限りでは、人対人の交戦がとてもリアル寄りだったんではないかと。
紛争を見ると早く平和が訪れるといいなぁ。。と改めて思いました。
てか、軍隊の訓練てあんな過酷なんですね!
日本の自衛隊とかってどんな感じなんだろう。。
素晴らしい!
個人的に戦争モノの中でベストワンです!
戦争の過酷さ、恐怖、覚悟、仲間への想い、生き残った意味…等がとても丁寧に描かれてます。
これから観に行く人はどうかエンドロールの最後まで席を立たないで観てください。
ある意味そこに一番想いが込められてるんじゃないかと私は思いました。
シューティング。
タリバンと米軍の戦いは、ある意味果てしのないものになっている。
ピーター・バーグはこの物語のどこに何に感銘を受けたのか。
レッド・ウイング作戦。
思えば無謀な作戦だったのだ。
窮地に陥ったとき、無線も衛星電話も通じない。孤立無縁のなかで撤退を余儀なくされる。
マーカス(マーク・ウォルバーグ)ひとり、村の人たちに救われる。
この村の人たちをこそ、ピーター・バーグは描きたかったのかもしれない。
ただ、主人公たちをヒロイックに描きすぎではないか。そこが少し気になる点だ。
戦闘シーンは映画的によくできたシーンになっている。
戦闘による銃撃戦は、接写が多い演出とあいまって迫力あるものになっている。
ピーター・バーグはうまい監督なので、いい脚本と出会えばいい映画を撮ることができるはず。
アクション戦争映画
これご実話なのだから世界は怖い。体を鍛えれば崖から落ちれるのか?そんな疑問を呼び起こす映画だが。実際そうなのであろう。アクションなどはかなり面白く。シナリオ的にもすんなり入れる。久しぶりにおもしろい戦争映画を見た。ブラックホークダウンいらいかもしれない。
極めてアメリカ的な映画。殆どが戦闘シーン。
米海軍特殊部隊ネイビーシールズ創設以来最大の惨事と言われた「レッド・ウィング作戦」を描いた作品。
121分と、2時間の作品ですが、それ程長いとは感じませんでした。2時間の殆どは、戦闘シーンでは無いですかね。それほど真に迫り、リアルな作品だったと言うことだったのかと。
軍事作戦の失敗にありがちなのは通信の途絶/意図せぬ出来事/バックアップ不全ですが、このレッド・ウィング作戦の場合も、その例に漏れませんでした。あそこで通信がつながれば、作戦はまた違った展開になっただろうし、これ程の惨事にもならなかったと思います。歴史にたら・ればは禁物ですけどね。
実際の出来事を描いたので、どこかで話が盛り上がるということはあまりありません。只々、絶望的な戦闘が繰り広げられるだけ。それにしてお、シールズ凄いです。あんなところから落下したのに、死なない?!
この映画には「彼は、なぜ生き延びたのか?」みたいなコピーがありますが、正直、そのコピーが適切とはあまり思いません。そこに何かすごい出来事があるみたいじゃないですか。そんな事はないです。
観ているだけで痛い…
ほぼ戦闘シーンという疑似体験が味わえる点は『ゼロ・グラビティ』と同じで、あちらを観て宇宙に行きたくなくなったのと同様、何がなんでも鉄砲なんか担ぎたくなくなる映画です。ただ『ジョニーは戦場へ行った』『キャタピラー』などのようにはならないとは言え、銃撃され、次から次へと崖から飛び降りるシーンは観ているだけで相当不快でしたので、製作者の狙いは観客を直撃してますね。
これを観て愛国心は少しも湧きません。もうこの馬鹿馬鹿しい現実を止めたら?と思うばかりです。
まさにサバイバー…
平和な日本には中々伝わる事無いアフガンの現実…アメリカ視点の戦争映画かと思いきや…人間としての判断が最強のネイビーシールズに悲惨な現実をもたらす…最後のスライドが泣かせる…(;_;)
感動です。
あれが実話ということで、感動しました。
私は陸上自衛隊の偵察隊に所属していた経験があります、その自分があの戦闘シーンをみて、自分ならあそこまでやれるか?もっと早く諦めてしまうんじゃないか?って思いました。
又、人一人の力は限界があると思いました。
ブラックホークダウンよりだいぶ落ちる駄作
アメリカ在住で映画館でみました。正直、映画館でみるほどの価値はないかなという感じです。アメリカの評論家の間でも評価が低かったのですが、ミリ好きなので見に行きました。戦争ものといえば、ブラックホークダウンが有名ですが、あれに比べてもスケール感が圧倒的に小さい。出てくる兵器の種類も少なく、絵的につまらない映画でした。ストーリーに関してもかなりこじつけでやっつけ感があり、あれで感動する人がいるとは思えない。結局、あんな素朴な放牧生活をしているのに、「テロ戦争」に巻き込まれる現地の人が可哀想としか思いませんでした。
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