ムーラン(2009)のレビュー・感想・評価
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何となく観たらめちゃ良かった!
悲恋(TT)
結ばれないのね💧
他に6人も皇子がいるんだから、なにもウェンタイと結婚しなくても!
良かった。うん、観てよかった。
12年にもおよぶ戦いの日々。
ムーランの強さ、弱さ、切ないです。
ウェンタイが中村蒼にしか見えん。
シャオフーいいヤツ、生きていて欲しかった。
合戦モノの一つのお手本
合戦モノの一つのお手本
人間ドラマと戦国の合戦シーンを上手く織り交ぜた、よくできた脚本だと思った。特にクライマックスのところが。単にアクションを盛り上げるのではなく、主人公の心のクライマックスとリンクしたアクションになっていた。そこから私は人間ドラマを書き上げるという脚本家の高いポリシーを感じた。ストーリー全体としては大河ドラマのダイジェスト版みたいな感じでびっくりするようなスピーディーな展開だ。その辺りが少しギクシャクした感じがある。 しかし映画が終わった頃にはそれも全く気にならないだろう。ダイジェスト型脚本の立派な成功例だと思う。
冒頭で主人公に観客を惹きつけるためのチープなサスペンス題材と、その後の物語を進めるための題材が異なっている。そのテーマの移し替えの扱いが、脚本技術が高い部分だと思った。過去に何回も映画化されているので以外と脚本を書くのは簡単だったかもしれないが・・・少し男が間抜けにも見えるが、そのぶん女優の印象が引き立っている。全体に伝説めいた雰囲気があり、心に残る美しい物語だと感じた。
An example of a battle film.
I thought the script was well written, mixing human drama and battle scenes. Especially the climax part. The action is not just to heighten the action, but it is linked to the emotional climax of the main character. I felt the scriptwriter's high policy of writing a human drama. The story as a whole unfolds surprisingly quickly, like a digest of an epic drama. I felt some awkwardness in that area. However, by the end of the film, you won't care about that at all. I think it's a splendid example of digest-type screenplay.
The cheesy suspense subject matter to attract the audience to the protagonist at the beginning of the film is different from the subject matter to move the story forward afterwards. I thought the handling of that theme transfer was a high point of the script's skill. Though it might have been easy to write because it has been made into a movie many times in the past... The man looks a bit dumb, but the actresses are more impressive for that. The whole thing has a legendary feel to it and I found it is a beautiful story that will stay in your heart so long.
ディズニーの「ムーラン」実写版を観る前に本家中国版を先に鑑賞。病気の父に代わって戦に出た孝行娘という面よりも「戦士」として成長する姿と「戦」の悲惨さを描く面に重点が置かれている。
①戦闘シーンはさすが人海戦術(今はIT先進国と言った方が良いか)の中国ならではの迫力。②単に味方方(「魏」の国)からの視点だけでなく敵方(「柔然」)側の視点からも描写しているので話に厚みが出た。③両国に和平をもたらしたのが両国とも女性だったというのが良い。④『女』としての幸せより「戦」の無い世の実現を選んだムーランの最後の選択は切ないけれども美しい。
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