アゲイン 28年目の甲子園のレビュー・感想・評価
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一球人魂
マスターズ甲子園って今年で20年目とか、本当にあるんですね、未だ活況の様です。
裏テーマが父と娘、それも離婚絡みで離れて暮らすという設定をだぶらせています。
父親の夢を追うという設定に父親を3.11の津波で死んだ消防団員としたのは巧みですね、思わず応援したくなります。
昔のチームメイトなら出場を快諾と思いきや、とんだ父親のスキャンダルが発覚し悩む娘、後半になって事の真相が明かされるがそれまではちょっとしたミステリー仕立てで関心を繋げてゆく構成はうまいですね。
父と娘ばかりでななく太っちょ父子も入れて、ホームランが伏線回収と予想通り。中井さんの娘との出直しもちらつかせてTheEnd、なんか続編もありそうですね。
個人的には境遇も違うし、団体スポーツにも縁が薄かったので共感を呼ぶ感動作という程の印象は持てませんでしたので低評価、悪しからず・・。
地雷映画 一球入魂って野球って何球投げるの?疲れるよ。
娘のゆきちゃんが言う。
「野球なんて、人にどう思われたいだけの人がやるものよ」
さぁ。人にどう思われたいのか?
言うまでもなく、それは野球以外でもそう言う人はいるよね。
さて、
高校野球は小学校6年以来見たことが無い。そもそも、野球に興味がないのだが、
僕が高校二年位の時に、野球の県大会の上位に行く他の高校の学生に、500円を路上で寄付させられた。彼らは野球部ではないのだろうが、その出来事が僕のトラウマになった。
そう言った出来事の偏見から、高校に入ってからはサッカー好きに輪がかかった。まぁ、僕の高校も野球は「出ると負け」だったようだが、サッカーはベスト16まで行った。しかし、サッカーもある理由(喫煙事件で廃部)があって興味が失せた。
鑑みれば、集団スポーツって、自分の努力が実らない非民主的運動と思っている。だから、駅伝とかも歯がゆくなる。そもそも、スポーツは自分でするもの。見て応援するものじゃない。
まぁ、人それぞれだが。
「一球入魂」って「気」を大事にする観念論って原作自体がライトノベル。
また「負ける時はちゃんと負ける」ってきちんと概念規定されていない。何にどう負けて、どうしたら再生するかが人生じゃないだろうか。
野球が日本では国技見たくなっているが、英国連邦下のほぼすべての国が「クリケット」である。つまり、世界一人口の多い「インド」にはクリケットの偉大な選手が沢山いるようだ。また、米国の事情もだいぶ変化しているのも周知の事実だ。そもそも、スポーツを見て一喜一憂してどうするのだと感じる。
まぁ、日本映画も「soul into one cut」
「一カット入魂」してもらいたいものだ。
青春・・・うるうる来るねえ
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30年前、地方大会決勝まで進んだ野球部。
しかし直前に部員が暴力事件を起こし、辞退して甲子園を逃した。
女子マネージャーを押し倒して妊娠させたという噂だった。
しかしその部員もマネージャーもすぐ退学し、真相は不明確なまま。
30年が経ち、その野球部員は死んだ。そしてその娘の大学生が動き出す。
野球をしたかった父に代わり、OBらをマスターズ甲子園に誘う。
娘は最初、父の退部の話も知らなかったが、徐々に知ることとなる。
集まったOB達にも、その娘ということがバレ、一部から反発を食らう。
ところがそこへ当時の女子マネージャーが登場、真相を明かす。
他校の生徒にレイプされたのを、その部員がかぶってくれたとのこと。
そうしなければ、仲間の部員らが他校の生徒を襲撃してただろうから。
こうして誤解が解け、このOBチームは地方大会で優勝、甲子園へ。
甲子園では負けるが、試合後恒例の家族キャッチボールを楽しむ。
OBで例の部員と同級生でキャプテンだった中井も娘とキャッチボール。
離婚で娘とも疎遠になってたが、そこに家族の絆を取り戻せた。
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何か甲子園の夢って段階で、序盤からうるうる来てたわ。
忘れた思いを蘇らせ、おっさんが童心に戻って野球。とてもいい。
今年は明日開催されるらしい、大阪はPLが出る。見に行ってみる予定。
おっさんらの青春、いいねえ。
君は、お父さんとキャッチボールしたことない?
映画「アゲイン 28年目の甲子園」(大森寿美男監督)から。
ストーリーは、だいたい想像がついてしまったけれど、
やっぱり、私は「野球」が題材の映画が好きだと、再認識した。
特に、基本中の基本と言われる「キャッチボール」は、
相手の胸をめがけて、取りやすいように投げるだけ。
これは「おもいやり」にも繋がる動作として、私は好きだ。
だから、元高校球児役の中井貴一さんが、主人公の女性に訊く、
「君は、お父さんとキャッチボールしたことない?」という台詞を
今回の「気になる一言」に選んでみた。
物語のラストで、元高校球児たちが、憧れの「甲子園」で、
「自分の大切な人とキャッチボールをする」シーンがある。
それは親であったり、妻であったり、子供でもよい。
この人とキャッチボールをしたいな、と思う人を選んで、
恥ずかしくて、なかなか言葉にできない「いつもありがとう」や
「あの時はごめんな」という気持ちを込めながら、
ただただ「キャッチボール」を何回もするのであるが、
それが、なぜか私の胸を打った。
経験のない人たちとのキャッチボールは危ない、と感じていたし、
どこへ投げてしまうか、それを私が捕れるか心配だったのだが、
そんなことは小さなことで、普段、会話の少ない大切な人と、
キャッチボールを通じて、気持ちを重ねることが大事だと知った。
どんなボールでも、心を広げて受け止め、相手には優しく投げ返す。
ただそれだけの行為が、相手との心のキャッチボールに繋がり、
次第に、お互いのわだかまりが解けていく、
私の涙が溢れた原因がここにあった気がする。
私は「キャッチボールするシーン」に弱いなと言うべきだろうか。
波状攻撃キター(^^;;
中井貴一、和久井映見( ^ω^ )
若い頃をバリバリ知っている同世代です。
30年近く前に残した禍根が、だんだん晴れていく。。切れたと思っていた絆が、実は切れていなくて、そこには信頼と愛情が確かに眠っていた お話。。
飛行機で見たので、ウッと来る波状攻撃に耐える感じ。ボロボロ泣いたらカッコ悪いじゃん(≧∇≦)
いい話だったです( ^ω^ )
予想通りの展開だが楽しめる
暴力事件で予選決勝を辞退した元高校球児がマスターズ甲子園を目指す物語です。過去の暴力事件によるわだかまりや、現在の各人の家族を巡る葛藤がマスターズ甲子園を通じて解消され絆を取り戻すあたりは予想通りのストーリー展開ですが、丁寧に作られていて楽しめました。
一球人球(泣ける作品)
浜田省吾さんのファンで主題歌されると聞いて聴きにいたのですが、これほど良い作品とは思いませんでした。
一人になってしまった信さんはどういう思いで20数年を過ごしてきたのでしょうそれを思うと悲しい作品
一方で壊れてしまった家族の絆を取り戻す過程を描いた作品
もうあの頃には帰れないけど止まってしまっていた時を再び動かすきっかけにはなったのかなと
甲子園でのキャッチボール憧れます
それにしても中井貴一さんはどんな役をやられても感動させてくれる方だなと
作品がびっしと締まる感じがします。
一球人魂・・・父の思いに涙
店から50m先でロケしていた作品なので初日鑑賞。
実際のマスターズ甲子園も何度か見に行きましたし知人に出場者もいるしこの映画のエキストラもいます^^!
野球映画というより家族の絆に重点の置かれた作品で、父と息子より父と娘なんですが、実録野球親父としては少年野球の監督をしてる元キャッチャーの親父さんとレギュラーになれない息子とそれを応援する母の姿に涙。。。。
そしてこの親父さんのバッティングシーンが素晴らしく2度のHRシーンに☆0.5プラスです。
そして冒頭に出てくる『一球人魂』が、終盤に涙腺を緩める伏線となります。
野球に関わらずスポーツをしていたらどこかでぶち当たる壁や挫折・・・負ける事と負け犬になる事は違うって意味を体感した人なら共感出来る部分の多い作品だと思います。
劇場で是非〜☆4.5
負ける時はちゃんと負ける
まず、ボランティアの波留にしても野球部OBにしても、皆一生懸命なのが良い。
物語を通してキーになる松川典夫だが、マネージャーや他校の生徒を守るために自らが悪者になったり、離れている娘を思って一球人魂と書いたグローブを持っていたりと、とにかくかっこいい。
序盤の評価から一転するため余計に、人知れずしていた粋な行いに感動する。
主題歌のタイトル通り、夢のつづきが題材なので、自分の昔と今も重ねて考えてしまう。
うるっとくるシーンはいくつかあるが、離れ離れになっている娘との甲子園でのキャッチボールがピーク。
事情はあっても親子だという絆を感じさせられる。
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