「本格韓流バイオレンス作品」新しき世界 澄千代さんの映画レビュー(感想・評価)
本格韓流バイオレンス作品
一昔前の日本のヤクザの内部抗争のような、そこに内部崩壊を望む警察勢力が裏から手を回している。現代でもアジアの裏社会ならありそうで怖い抗争。
ジャソン(イ・ジョンジェ)の葛藤が伝わりました。
潜入任務という特殊性、任務か自身の安全かなんて選択肢も許されない上、状況が刻々と変化する中で内部崩壊を招かねばならない。さらに、8年という潜入期間が心を変化させる。平静な男の感情の変化が印象的でした。そして何より、カン課長(チェ・ミンシク)の存在。
実は、チェ・ミンシクを見たさに鑑賞、汚れ役であっても韓流らしい迫真の演技は唯一無二でした。ジャソンに有無を言わせない芝居がかった演技、親身になっているような説得力は本作でも妙な安心感を与えてくれますね。
なんか、激動の時代を生き抜いた渋カッコよさがある。
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