「この手の映画を観て思う「見えてしまう者の使命」」オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
この手の映画を観て思う「見えてしまう者の使命」
アマプラにて鑑賞
自分だけ見えてしまう事を天から授かった使命と感じ世の中を救う活動をする。
こういった映画や小説、漫画は数多あるので目新しさは感じないが、実際は変人に思われるだけで何の得もなく、あり得ない設定だと思いながらいつも観ている。
主人公の救われているところは、周囲、特に彼女や警察署長など人生においてキーマンとなる重要人物から理解を得ているという点。
映画としては、賢く美しい理想の彼女、掛け合いのようなセリフや心の声、何故か常にいちゃついている警察署長など若干の差別化スパイスで面白味を出しているものの、首謀者も結構早い段階でわかってしまうし面白いが、手放しで最高というところまでは程遠かった。
ただ、余りに素敵な彼女だっただけにラストシーンではその幸せ落差がショック過ぎて、グッと込み上げて来るものがあった。
結局ストレートな展開が心を打つという事を改めてわからせてくれる映画だった。
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