「2015年の初映画に選んで良かった。」幸せのありか 明日花さんの映画レビュー(感想・評価)
2015年の初映画に選んで良かった。
幼少期に知的障害があると診断された主人公が、周りに理解されない奇声や行動の裏に、本当は知性と感情がある!と何とか周囲に伝えようとする葛藤する姿が印象的。その気高くて純粋な自我に胸が詰まる。公式にあるように、お涙頂戴ではなく、ユーモラスな家族の愛にほっこりし、映像の美しさとポーランドの風景の独特の哀愁と役者の澄んだ演技にじんわり。
見ながらずっと自分に言っていた。人が人を理解する。その手段をたくさん持っているのに諦めてないか、と。
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