それでも夜は明けるのレビュー・感想・評価
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劇場から出たら世界が違った
知らなかったし、きっとこれからもずっと、当事者の苦しみは理解はできない。
そんな中で今の生活と照らし合わせて思ったことは大きく二つ。
助けを求めている人々がいるのに、それを見て見ぬふりをしなければならない世界がそこにあるという点。
多数派が力を持ち、お金や権利という言葉で片づけられ、向き合わなければならない事実がぼんやりとしか見えていない。
駅のホームでたまにあるケンカや道端で座っているホームレス、イジメ、セクハラ・パワハラをふと思い出した。
また、
家庭内暴力や恋人や近親者へのDV、デリヘルや風俗など、「自分が購入したものはどう扱っても良い」という考え方は、映画に出てきた奴隷の購入者と変わらないのではないか。
心にずしりと刺さり、ほんの少しだけ世界を観る目が変わってしまった。
価値観が変わったとは思わないが、知らなかったことを知ろうと思った。
力のある映画だと思う。
実に濃厚な作り。
カンバーバッチ好きの人が観に行くとキャーッてなります。
ファスペンダー好きの人が観に行くとうわぁ…ってなります。
ブラピ好きの人が観に行くとチョイ役でしか出てきません。
奴隷問題という重い問題に真っ向から向き合って作られたように思う作品。
重たい雰囲気のままゆっくりと進みます。
目を背けたくなるような凄惨な描写も、包み隠さずありのままに。
日本には恐らく奴隷制度というものはありません。
それがなんて幸せな事だと思える現実がそこにはありました。
痛い。心が痛みます。
途中、奴隷身分に落ちてきた白人のアームズビーに、
ノーサップがなぜ落ちてきたのかと尋ね、
アームズビーが返答する場面がありましたが
恐らく間違いではないのでしょう。
一言で言い表すと「痛い」作品ではありますが
観ておいたほうが良いと思う作品です。
観るべき映画
観ていてとても辛い映画
奴隷制度と直接関わりのない人も観るべき映画だと思う
隣の席に座っていたアメリカ出身の男性と鑑賞後に少しお話しさせてもらったが、アメリカ出身の白人の自分にとってとても辛く悲しいし目をそらしたくなる。しかし今は奴隷制度をなくす活動も行われているし、観るべきだと思う。と話してくださった
私自身、キウェテル・イジョフォーが首を釣られながらつま先でギリギリ立っているシーンや、ルピタ・ニョンゴが鞭で打たれてるシーンは目を背けたくなった
…制作にも関わっていて出演もしてるブラッド・ピットが奴隷に対して批判的な考えを持ってる数少ない白人として出演しているのは少しずるいなと思ったのは内緒。笑
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