「人は何故、人に残酷な仕打ちが出来るのか。」それでも夜は明ける としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
人は何故、人に残酷な仕打ちが出来るのか。
オスカーが決まった後の鑑賞。
ストーリー構成、脚本、キャスト、
成る程、オスカーを穫った作品だけある。
しかし、しかしである。
題材が題材だけに、多少の同情票が
加算されたのではないだろうか。
いい作品である事は間違いない。
リアルな奴隷制度の描き方としては
まちがってはいない。
だが、
リアルさ故に余りにも強烈な映像が
イメージを作り上げて、生き残る
意志の強さ、誇りを捨てない気概が
薄れたかにも思える。
人間は過去において、様々な過ちを
犯してきた。特殊な環境下では
逆らうた事が難しい。
主人が長い間首を吊られている
シーンが全てを物語っている。
最後に本人の写真が印象に残った。
なぜか、みた後に、感動ではない、
人の醜さ、残酷さがが心を捉え、
沈んだ気持ちになりました。
ハンス・ジマーの音楽予感です。
としぱぱさん、
浮遊きびなごです。
受賞結果に納得いかない事って多いですよねえ。
『インサイダー』が作品賞を逃したり
『トゥルーマン・ショー』のジム・キャリー
がノミネートすらされなかったり……ブツブツ
(↑個人の好みじゃん)
名前も知らなかった良作を教えてくれる
という点では非常にありがたいですが、
受賞結果への興味は最近
二の次になってきました(笑)。
同じく作品賞ノミネートされた『ネブラスカ』
や『ダラス・バイヤーズ・クラブ』等も
そのうち観てみるつもりです。
ではでは……
としぱぱさん
コメントありがとうございます!
そうですよね、しんどい映画でしたよね。
同じ人間にどうしてあんな事ができるのか。
その感覚が理解できない。
『出来が良い』と思っても好きになれない
映画ってやっぱりある訳で、僕にとっても
本作はそんな映画でした。
今年のアカデミー賞作品賞にノミネート
された映画はまだ半分くらいしか観られて
ませんけど、本作が飛び抜けているという
印象も個人的には薄いのですけどね。
よりアカデミー賞っぽい『大統領の執事の涙』や
『42』がノミネートすらされなかったのは不思議。
いっそ作品賞は『ウルフ・オブ・ウォール
ストリート』で良かったんじゃと思うんですが、
流石にアレは不味いですね(笑)。