「まあまあ。」宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 ルチアさんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあ。
先日公開された「追憶の航海」は、本当にこの映画の「予告編」だったと感想を書きましたけど、そんなワケで、この新作「星巡る方舟」も、やっぱり観ておかないと。
まあ、そんな気持ちで、特に期待もしないで観に行きました。
結果、思ったよりは良かったです(笑)
お話しは、イスカンダルからの帰路での出来事であるという事は予備知識として知ってて、あとは「ガトランティス」が出て来ると。
「ガトランティス」と言えば、あの「さらばヤマト」で特攻したあの敵役ですが、果たしてあのまんまのガトランティスが出て来るのかというのも興味深いところでありました。
そんな予備知識を持ちつつ鑑賞。
映画の途中から、お話が「停滞」します。
そのあたりがちょっと「いや~な」感じがしてたんですよね。
「2199」のTVシリーズの中でも(実際には劇場公開で観たんですが)、特殊というか、旧作とは離れて「2199」独特のお話しだったエピソードの魔女のお話しの延長的な話になって来て。
私は、あの回が好きじゃないので、この映画も「そっち」に行っちゃうのかと思いながら観てました。
で、意外とそのエピソード部分が長くて、それがどうにも。
と思いつつ。
どうなるかと思ったら、なるほどそうゆう展開になるのかと。
ガミラスとヤマトの共闘なんてのは、なかなかに素敵です。
まあ、元々「男気」のあるガミラスさんなので違和感ないです。
で、共通の敵となったガトランティスですが。
結局最後まで「本体」が登場せず。
コレ絶対また「続編」作るパターンですよね。
もう、旧作ヤマトと同じパターンですか(笑)
もちろん、面白ければ、どんだけ作ってもらっても大丈夫ですが。
あと、今回も音楽が素晴らしいです。
宮川親子の連携プレー的な音楽に感動しますね。
冒頭のテーマ曲を葉加瀬太郎氏のバイオリンで聴かせるとはねぇ。
ちょっと迫力に欠けるものの、なんたって元の音楽が素敵ですから、どうやっても素敵になりますよね。
名作とは言いませんけど、面白い映画でした。