「気楽に見るのがお勧め」宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 スターダストさんの映画レビュー(感想・評価)
気楽に見るのがお勧め
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ヤマトのリメイクとして、次第点と感じていた2199。
その劇場版新作ということで期待していたが、結果は、見事に裏切られたといえよう。
なぜか?
それは、既存において不満が有った、人物描写、および作画表現の向上が殆どみられなかった事だ。
また、背景画に至っては既存の2199シリーズよりむしろ悪くなっていたように思う。
そこが、本当に残念でならない。
本作は、従来シリーズで活躍した古代を除くメインキャラクターの殆どが、ことごとく、画面から消しさられている(出番が無い)点も大いに不満である。
ヤマト不動のヒロインであるはずの森雪でさえ、ほとんど出てこない。(私を含め数多くいる森雪ファンからすると、まさに暴挙に近い内容であった。)
本作品には2199の従来シリーズでは若干薄かったメインキャラ達の、より深い人間ドラマ(人間心の弱さや、過酷な戦いの中で成長していく姿など)の描写の補完を勝手に期待していたが、それらを十分に表現するのも、2時間の限られた中では厳しかったようだ。
ただ、冷静になってまわりの他の作品と見比べた場合、この星めぐる方舟は、全く見るべき所がないか?と問われると、そこまで悲観することはないのも確かだ。
だから、従来からのファンは、「番外編、もしくは仮に次回作が有った場合の繋ぎ」ぐらいの軽い気持ちで見に行かれることを、私はお勧めする。(そうしないと、鑑賞後、私のように強い失望感に襲われるだろうから)
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