「レイティング下げてもいいんじゃない?」ダラス・バイヤーズクラブ だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
レイティング下げてもいいんじゃない?
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2014年2月の公開時には時間が合わず泣く泣く見に行けなかった本作。そろそろレンタルするかなーと思っていたら、行きつけの映画館が2014年ベスト10として、上映するとのこと。しかも会員500円!鼻息荒く行ってまいりました。
マコノヒーはマッドでもアウトローなレッドネックの男を演じておりました。それを先に見ているので、ダラスバイヤーズクラブのロンと、中の人が同じとは思えない容貌になっていて、知っていてもびっくりしました。俳優は大変だ。
AIDSの話であり、偏見の話であり、戦いの話です。わりと社会派です。
R-15だと中学生が見られません。そんなに性的な過激さは強くなかったと思うので、下げて広く見てほしいなと思いました。
思っただけですけど。
最初、薬を買いに来たゲイカップルに、ロンはまだホモフォビア満載の態度ですが、長い付き合いのうちに彼らとハグできる程度には変わりました。
出会ったときは噛み付かんばかりに侮辱したジャレットレトの為に、スーパーで旧友に怒鳴りました。
ちょっとだけ、視野が広くなって違うことを受け入れられる人になったロンが見られました。
その辺りがじんわり感動でした。
重くも描けるネタを、悪ぶったまま描ききっており、その辺も好感を持ちました。
余命宣告後に仲間に追われて、車で逃げる途中に絶望して自殺しようとするシーンがあります。あの情けなさに人間らしらを見たように思いました。
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