「白んだ海の光が美しい」ホットロード だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
白んだ海の光が美しい
ホットロード、観ちゃいました。
あまちゃんが大好きです。
原作のマンガは読んだことあるけど、ヤンキー文化に馴染めなくてそんなに思い入れはないです。世代的にもちょっと前なので。
それでも能年ちゃんが観たくていってきました。
母と子の葛藤はまぁまぁありがちながら、和希の気持ちはよくわかる感じにできてたように思います。
春山にときめけるか?大丈夫か?あたし三十路やけど?とおもってましたが、彼の背中は暖かそうですよね。ええ、ちょっとかっこええなと思いました。
まぁ和希の手加減も小細工もできないピュアさが、全てにおいて貴く見え、それがストーリーのツッコミどころを消してしまったかんじです。
清くてまっすぐでいろんなことが許せない。それが若さですよね。過ぎ去りし時代です。
これは今の若い能年ちゃんでないと成功しなかっただろうなぁと思いました。
ママと鈴木くんはもうちょい和希に気を使えよと思います。それなのにラストにまとめの語りを入れよって…これはちょっと引いたです。お前らは和希に土下座せよと思いました。
そしてやはりヤンキーだの暴走族だのってのは、全く、まっっったく、何のために走ったりケンカしたりしてるのかわからなくて、でした。あれはなんなの?ただのバイク好きではあかんのか?わけわからん。
まぁ、きらっきらの能年ちゃんが堪能できたのでいいですけどね。
文句垂れながら泣いてしまいましたよ。
観客層が若くてびっくりです。ほとんど中高生やったなぁ。男子だけのグループとかもいて、君らは何を観に来たんだ?と思いました。ヤンキーものとしての鑑賞か?女子中高生たちはEXILEさんかなあ?私の周りの三十代はみんな好きですけど、若い子にも能年ちゃんは人気あるんかな?
映像も綺麗だった。海からの逆光が、特に綺麗だったです。
日曜日の午後、かなり混んでましたよ。そんな中で1人で行って、北の海女の手拭いで涙を拭いていた32さいでした。
あ、花子とアンの村岡印刷さんもでてましたが、村岡印刷さんは悪い感じのいい男にあいますなぁ。