劇場公開日 2014年8月16日

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「時代を朝焼けの透明感で表現した映画」ホットロード kunta21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0時代を朝焼けの透明感で表現した映画

2014年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

萌える

原作では昭和の時代の中での暴走族の少年と 家庭で親の愛情から取り残された少女の純愛のストーリーなのだが、映画では主演の和希を演じる能年と 春山を演じる登坂のこれまでの日本映画では観られないような透明感が感じられる映像の中で表現されています。

原作で描かれている時代背景の中での暴走族の怖さや、アウトロー的な物は映画の中ではほとんど感じられないものの、朝の湘南をバイクで走りぬける映像の美しさは特筆物です。

能年玲奈の目の輝きと 海にさす光の輝きが重なり合って 綺麗で透明感のある映像を見ることが出来ます。

ラストで流される 尾崎豊の名曲「OH MY LITTLE GIRL」のなかで その余韻のなかで 見終った観客が座席を立ち上がろうとしない映画でした。

kunta21