「一つ一つのアイデアが面白い！大人もしっかり楽しめるし、ライリーの成長に泣ける」インサイド・ヘッド　ともさんの映画レビュー（感想・評価）

この前ソウルフルワールドを見たばっかりだったので、「なるほど近年のピクサーはこういう目に見えない世界を魅力的に映すのが上手だなぁ！！」と思った！
ソウルフルワールドは一つ一つのエリアとそれを繋ぐ装置に違和感がなく、「ソウルの世界が本当にあって、もしかしたらこんな実態をしていたのかもしれない」と思わせるくらいの説得力があったのに対し、
インサイド・ヘッドの世界観は一つ一つのアイデアは面白いんだけど、少し子供騙しに見えるときもあった。それと同時に、ライリーくらいの年齢の子でも飽きずに観られる作品になっていたと思う！

ヨロコビとカナシミの感情が司令塔からいなくなってしまうところまではわかる。管理棟の方へ戻ために思い出の保管庫を通って島を渡る？感情の電車に乗って？そして時々急に現れるイマジナリーランド？脈絡がなくて、ただただユニークな世界観を一つずつ見せられているだけだなと冷静になってしまった部分も。

ライリーの感情や成長がとっても等身大で、序盤の「明るく楽しく考えなきゃ！」と健気に明るく振る舞うライリーの姿にもうすでに泣けた笑
「明るく楽しいのが1番！」って思うけど、「怒り」も「ビビリ」も「ムカムカ」、そして「悲しみ」もライリーにとってとっても大事な感情。色々な感情が自分を守っていて、自分をつくってる。
同じくらいの年齢の子達に、少しでもなにかヒントになったらいいなと思う。

ラストの、いろんな人の頭の中を見せるくだりとっても面白かった！
犬の司令室が、「ごはん！」「追いかける！」スイッチガチャ押しに対して、猫の司令室が自由気ままにのんびりしてて気まぐれにスイッチぽちぽち押しなのが面白かったし解像度高いなと思った笑

続編を早く見たい！と思った作品は久しぶり！
とってもいい作品だったなぁ〜