劇場公開日 2014年1月25日

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「奇跡的な体験をしたイェスンのお仕置き」7番房の奇跡 どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5奇跡的な体験をしたイェスンのお仕置き

2025年2月25日
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鑑賞方法:VOD

 家族のAとYに、私含め三人で一緒に自宅観賞するなら何が良いか相談した。『i am sam』がお氣に入りのAの希望は、知的障害者が出てる作品を観たいとのことで、Yの希望は映像を観るというよりストーリー重視の作品、私は未視聴作品希望。三人の希望条件を満たすものを探した。

 Aの感想:『i am sam』の二番煎じに思えて、"これじゃない感"があって途中からほとんど観ないでスマホいじってた。
 Yの感想:コメディ要素が強くて笑えて、警察の闇もぶっ込んでいて面白かったけど、全然奇跡じゃないじゃん。警察酷い。
 私の感想:『美少女戦士セーラームーン』について…今作では「正義の名のもとに、お仕置きよ!」(Netflixの吹き替え版)という決め台詞、韓国では「月にかわって」と言わないのか、この映画だけのバージョンなのか氣になったり、主題歌の歌詞が違うことが氣になった。なによりもセーラームーンのランドセルが事件のきっかけになっているのが引っ掛かる。
 オマージュを感じたのは『ショーシャンクの空に』…冤罪と友情と脱獄を描いた名作。それと『グリーンマイル』…本編がほぼ回想シーンで、嘘のようなシチュエーションがあるのも共通している。『8時だよ全員集合』…ドリフターズのいかりや長介に見つからないようにコソコソしたり嘘をつく志村たちを思い出した。子ども向けの愉快なシーンが微笑ましい。
 ひとつの牢屋の中に、数名の中年男性と幼い女の子が一緒にいるという奇跡的なシチュエーションが印象に残る。ラスト、イェスンが正義の名のもとにお仕置きしたので良かった。

どん・Giovanni